【ポイントゴッド】クリス・ポールが3つの球団で17連勝達成
2021年11月最後の試合でゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、連勝を球団記録タイの17に伸ばしたフェニックス・サンズ。クリス・ポールの所属するチームが17連勝を達成したのは、今回が3回目となる。
以下、歴代屈指のPGとして“ポイントゴッド”の異名を取るクリス・ポールの連勝記録を振り返ってみたい。
1.ロブ・シティ
ポールが初めて17連勝を成し遂げたのは、ロサンゼルス・クリッパーズに移籍して2年目だった2012-13シーズン。2012年11月28日から12月30日にかけて全勝し、その間にポールは16.4得点、9.4アシスト、2.6スティールを平均している。
▼2012年クリッパーズの17連勝
2012-13のクリッパーズは、ブレイク・グリフィンとデアンドレ・ジョーダンが20代前半の若手で、ハイライトプレイを連発して人気を博した“ロブ・シティ”時代の初期。
当時のロスターには、ジャマール・クロフォードやカロン・バトラー、ラマー・オドムといった00年代の有力選手の他、40歳のグラント・ヒルもいて、とてもユニークな顔ぶれだった。
2.ハーデンの相棒
2回目は、クリッパーズからヒューストン・ロケッツへと移籍した2017-18シーズン。ロケッツは2018年1月28日から3月7日にかけて17連勝をあげ、クリス・ポールはその間の16試合に出場して平均17.6得点、7.0アシスト、1.6スティールを記録した。
▼ハーデンの超有名なアンクルブレイク(からのスリー)もこの17連勝中での出来事
2017-18シーズンのロケッツは、球団史上最高成績となる65勝17敗を達成し、ジェイムス・ハーデンがMVPに選出。近年のNBAで最強のチームの一つであり、2018プレイオフでは王朝ウォリーアズをウェスト決勝で第7戦のギリギリまで追い詰めた。ポールの怪我さえなければ、その年の王者に輝いていたかもしれない。
3.若手率いる大ベテラン
3度目は今回のサンズとしての17連勝。ポールは2021年10月30日から11月30日の17試合で15.1得点、10.0アシスト、2.2スティールを平均した。
今季サンズは18勝3敗でリーグ首位。現地12月2日にホームで行われるデトロイト・ピストンズ戦に勝利すれば、球団最長連勝記録の樹立となる。
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NBA75年の歴史で、1シーズンに17連勝以上を達成したのは21チームのみ。その内の3チームにクリス・ポールが所属していたというのは、とてつもない偉業だ。
ボックススコア:「NBA」