「俺を子供扱いするな!」クリス・ポールが審判に文句で退場
ロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポールが、現地20日にステイプルズ・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の後半に、連続でテクニカルファウルを受け退場となった。プレシーズンゲームで熱くなりすぎて、審判と衝突してコートを追い出されるケースは珍しい。しかもホームゲームで20点リードという圧勝ムードの中でだ。
まずポールは、第3Q中盤にオフェンスファウルを取られたことに対して不満を漏らし、1つ目のテクニカルファウルをゲット。続いて、ウォリアーズがボーナスフリースローを打ち終え、試合が再開する直前に、審判に向かって「俺には子供が2人いる。俺を子供扱いするような口のききかたをするな」と言い放ち、2つ目のテクニカルファウルで退場処分となった。
デアンドレ・ジョーダンのリアクションは怒っているのか、それとも激励しているのか?
2つ目のテクニカルの前に、審判がどんな態度を取っていたのかはわからないが、CP3はとにかく子供扱いされることが大嫌いらしい。以前もパウ・ガソルに頭を触られ憤慨し、試合後のインタビューで「どんなつもりか知らないが、頭を触られるのは好きじゃない。俺はパウの子供じゃないんだ」とコメントしていた。
ともあれ20日の試合は、序盤からオフェンスが爆発したクリッパーズが、ハーフタイムまでに24点リードを奪取。後半も点差を広げ続け、最終的に130-95の大量得点差で圧勝した。
退場となったポールだが20分の出場で10アシストを挙げ、第2Qの終盤にはオフスクリーンのドライブから、J.J.レディックのベースラインカットに合わせた絶妙なアシストを披露している。
他には、ブレイク・グリフィンがゲームハイの29得点、デアンドレ・ジョーダンが10得点/10リバウンドのダブルダブルを記録。さらにオースティン・リバースが16得点、ジョシュ・スミスとジャマール・クロフォードがそれぞれ13得点と、ベンチユニットも上出来なパフォーマンスをみせた。
▼セカンドユニットのボールムーブメント
▼ブレイク・グリフィン
一方で、エースのステファン・カリーが欠場したウォリアーズは、クレイ・トンプソンがチームハイの21得点をマーク。アンドリュー・ボガットやアンドレ・イグダーラらが不在だったこともあってか、昨季リーグトップを誇ったディフェンスがうまく機能せず、特にグリフィンに対しては序盤からなすすべなしだった。
ボックススコア:「NBA」