クリッパーズの3位シード以上が確定、CP3はキャリア初のシーズンフル出場
ロサンゼルス・クリッパーズが現地14日、シーズン最終試合のフェニックス・サンズ戦に快勝し、今季プレーオフの3位シード以上を確定させた。
8-2のランで試合をスタートしたクリッパーズは、クリス・ポールとブレイク・グリフィンを筆頭に得点を積み重ね、前半終了までにリードを26点に拡大。第4Q残り3分でサンズに11点差にまで詰め寄られたものの、そこからドック・リバースHCは主力メンバーをフロアに戻し、最終的に二桁台の点差を保ったまま逃げ切った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
LAC | 32 | 37 | 22 | 21 | 112 |
PHX | 26 | 17 | 27 | 31 | 101 |
▼グリフィンからジョーダン
クリス・ポールはこの試合でレギュラーシーズンキャリアハイとなる6本のスリーを沈め、22得点、6アシストをマーク。ブレイク・グリフィンが20得点、デアンドレ・ジョーダンは85.7%のFG成功率で13得点/14リバウンドのダブルダブルを獲得した。
これでクリッパーズは今季全試合を一足先に終え、56勝26敗でウェスト2位に浮上。15日の試合でスパーズとロケッツの両チームが敗北すればそのまま2位シードをキープでき、それ以外の結果の場合は3位に転落する。
「最大限の準備は出来ている。チームの健康状態は良好。過去15試合中14試合に勝ち、いい形でシーズンを締めくくることができた。申し分ないよ。だが良い形で終われたとはいえ、プレイオフの第1戦はまったくの別物。ここから白紙に戻して再出発だ」
– ドック・リバースHC
2014-15クリッパーズのハイライト
- CP3があと少しで50%/40%/90% – 今季のクリス・ポールはFG成功率48.5%、スリー成功率39.8%、FT成功率90%を記録。NBA史上6人しかいない「50-40-90」の達成まであと一歩だった
- CP3がシーズンフル出場 – クリス・ポールがデビュー10年目で初めて、1度も欠場することなくレギュラーシーズン82試合すべてに出場した
- チーム得点力がリーグトップ – 100ポゼッションあたりの得点(OffRtg)でリーグ首位の109.8を記録。FG成功率は47.3%でリーグ2位、1試合平均3p成功数は10.1で3位だった
- DJがFG%で歴代2位記録 – デアンドレ・ジョーダンがフィールドゴール成功率で71%を平均。シーズンFG%が7割を上回ったのはNBA史上2人目で、ウィルト・チェンバレンに次ぐ歴代2位記録となる
- DJがFT%で歴代ワースト3位記録 – デアンドレ・ジョーダンがフリースロー成功率で39.7%を平均。シーズンFT%が4割を下回ったのはNBA史上3人目で、1968年のウィルト・チェンバレン、今季のアンドレ・ドラモンドに次ぐ歴代ワースト3位記録となる
- 3選手がFT成功率90%以上 – J.Jレディックが90.1%、ジャマール・クロフォードが90.1%、CP3が90%。すごい
シーズン前半は少し不安定だった今季のクリッパーズだが、オールスター以降は21勝7敗と大きく態勢を立て直し、終わってみれば今年も上位シードに落ち着くこととなった。
ボックススコア:「NBA/Stats」