ドワイト・ハワードがネッツにトレード移籍か
今オフシーズンの一発目の大きな動きは、予想外のところから飛び出した。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ブルックリン・ネッツとシャーロット・ホーネッツが現地20日にトレードに合意。ネッツはティモフェイ・モズゴフとドラフト2巡目指名権2つ(2018年と2021年)を放出し、ホーネッツからセンターのドワイト・ハワードを獲得する。
このトレードにより、ネッツは再建に向けてまた一歩前進できた。
今のネッツにとって、ハワードは最も必要のない選手の一人(高額サラリーのベテラン)だが、契約期間は来季で終了。2巡目指名権の譲渡プラス契約最終年のハワード(年俸2380万ドル)を引き取る見返りとして、不良債権であるモズゴフの2年/3270万ドルの契約を手放すことに成功した。これでネッツは、2019年のオフシーズンに2選手分のマックス契約のスペースを作ることが可能になる。
一方でホーネッツにとっては、やや微妙なトレードとなった印象。来季のラグジュアリータックスを余裕をもって回避するためだろうが(ハワードとモズゴフのスワップで約800万ドルの節約)、その代わりに2019-20シーズンにモズゴフの1700万ドルを背負うこととなった。ドラフト2巡目指名権を2つ獲得したものの(一つは今年の全体45位指名)、果たしてモズゴフを引き受けるだけの価値があるかどうか?
なお昨季のハワードは81試合の出場で16.6得点、12.5リバウンドを平均。シーズン終盤のネッツ戦でリーグ8年ぶりの30/30(32得点、30リバウンド)をマークするなどインパクトを残したが、一部では「チームメイトに好かれていなかった」などという報道も出ており、そのあたりがトレードの決め手になったのかもしれない。
ハワードにとっては、2016年にヒューストン・ロケッツを離れてからすでに2度目のトレード移籍(ホークス→ホーネッツ→ネッツ)。今回のトレードはモラトリアム期間が終わる7月6日以降に正式なものとなる。
参考記事:「ESPN」