デイミアン・リラードが2試合連続で41得点、ブレイザーズ開幕3連勝
“DAME TIME”に完全復活の兆しだ。
NBAでは現地23日、ポートランド・トレイルブレイザーズとロサンゼルス・レイカーズがクリプト・ドットコム・アリーナで対戦。デイミアン・リラードの大活躍により、ブレイザーズがレイカーズを106-104で下し、シーズン開幕3連勝とした。
この日のリラードは、34分の出場でFG25本中15本成功からゲーム最多の41得点をマーク。1点ビハインドで迎えた第4Q残り13秒の正念場には、得意のステップバックスリーで逆転弾をねじ込む。
一方で敗れたレイカーズは、これでシーズン3連敗スタート。チーム全体でシュートのリズムを全く掴めておらず、開幕3試合での3P成功率が21.2%と低迷している。
特にガード陣が絶不調で、ラッセル・ウェストブルックはシーズン通算スリー成功が12本中わずか1本。新加入のパトリック・ベバリーはファウル数(12)がFG成功数(3本)を大幅に上回っている状態だ。
2試合連続
なおリラードは、2日前にホームで行われたフェニックス・サンズとの試合でも41得点をマーク。前半だけで28得点をあげると、ハーフタイム以降はシューティングがやや低調気味だったが、終盤の勝負どころではダブルチームを引き付けてチームメイトの負担を減らしつつ、プレイメイクやリバウンドでもファインプレイを見せブレイザーズの勝利に貢献した。
▼サンズ戦
リラードが2試合連続で40得点超えを達成したのは、2020年1月以来約3年ぶりとなる(その時は61得点、47得点、50得点で3試合連続!)。
2021年夏の東京五輪あたりから怪我の影響で調子を落とし、昨季は下腹部腱障害を修復する手術を受けてシーズンの約3分の2を欠場したリラード。
約10カ月ぶりの公式戦出場となった19日の開幕戦ではFG18本中5本成功と精彩を欠いたため、長期離脱や年齢によるプレイの衰えを懸念する声も一部で出ていたが、ここ2試合のパフォーマンスでそれらを完全に払拭。以前の爆発力を取り戻している印象で、怪我前のようにレーンドライブやセパレーションが鋭い。
次にブレイザーズは現地25日にデンバー・ナゲッツと対戦する。
ボックススコア:「NBA」