ドックとオースティン、親子で退場処分に
現地30日にトヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツ対ロサンゼルス・クリッパーズの試合で、親子そろって立て続けに退場になるという極めてレアなシーンが見られた。
ロケッツの12点リードで迎えた第2Q中盤、レイアップに失敗したオースティン・リバースは、着地した勢いで、ベースラインの外にいた審判に軽く接触。これが故意によるコンタクトとみなされ、一発で退場処分となる。さらにその直後には、タイムアウトを取って審判に抗議していたドック・リバースHCにもテクニカルファウルが与えられ、退場が言い渡された。
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試合後、審判はオースティンの退場について、「不適切な言葉を使いながら審判に接触した」と説明。ドック・リバースHCについても、「オースティンの退場を抗議する際に、審判に向けて極めて不適切な言葉を使ったため」としていたが、その一方でリバースHCは、オースティンの退場に抗議したのではなく、その直後のプレーでマリース・スペイツにカウント・ワンスローが与えられなかったことに抗議したのだと主張している。
「審判が何らかの理由でオースティンを退場させた時に、彼らは(スペイツに)カウント・ワンスローをコールしていた。リプレイを見れば分かる。確実にカウント・ワンスローがコールされていたが、彼らは我々にフリースローを与えるのを忘れてしまった。だから私はタイムアウトを取って、『フリースローを忘れてやしないか?』と抗議したんだ」
– ドック・リバース
なおNBAによると、親子が同じ試合で退場処分となるのは今回が史上2度目。1回目もリバース親子だった(12月18日ウィザーズ戦。ドックは2テクニカル、オースティンは6ファウル)。
30日の試合は、最初のピリオドを37-23で上回ったロケッツが、最後までリードを維持。クリス・ポールとブレイク・グリフィンが不在だったクリッパーズは、第3Q終盤と第4Q序盤に2ゴール差まで詰め寄るも、そこから再び点差を20点に広げられ、5連敗を喫することとなった。
ロケッツは、ジェイムス・ハーデンが30得点、13リバウンド、10アシスト、5スティールで今季7回目のトリプルダブルを記録。クリッパーズは、レイモンド・フェルトンが26得点、デアンドレ・ジョーダンが20得点/13リバウンドをマークしている。
▼ハーデン今季7回目のTD
この日の試合結果により、ウェスト3位のロケッツ(25勝9敗)と4位のクリッパーズ(22勝13敗)の差は、3.5ゲーム差に広がった。
ボックススコア:「NBA」