ドンチッチが史上3人目の快挙、月間30得点トリプルダブル達成
ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが現地11月29日、トーキングスティック・リゾート・アリーナで行われたフェニックス・サンズ戦で、自己最多タイの42得点、11アシスト、9リバウンドをマーク。マブスを120-113での勝利に導いた。
これでドンチッチは11月の14試合で32.4得点、10.4アシスト、10.3リバウンドを平均。オスカー・ロバートソンとラッセル・ウェストブルックに次いで、月間で30得点以上でのトリプルダブルを平均したNBA史上3人目の選手となった。
3日前のクリッパーズ戦では、フィールドゴール14本中わずか4本成功に抑えられ、ホームで15点差の大敗を喫したドンチッチ。よほど悔しい思いをしたのか、その日は試合後の記者会見に応じることなくすぐに帰宅し、Twitterで「Bounce back」(立て直す)と一言だけつぶやいていた。
そして同日のサンズ戦で、見事に「Bounce back」パフォーマンスを有言実行した。
この日のドンチッチは、試合残り4分の時点で41得点、11アシスト、9リバウンドを獲得。40得点トリプルダブル達成まであと一歩で、終盤は少しあからさまにリバウンドを追いかけていたが、残念ながら最後までボールはドンチッチの方に飛んでこなかった。
今季成績を12勝6敗としたマブスはドンチッチの他、ティム・ハーダウェイJr.が26得点を記録。クリスタプス・ポルジンギスはFG8本中0本の2得点と、オフェンス面で移籍後ワーストなパフォーマンスだったが、13リバウンドと3ブロックをマークして守備面で貢献した。
なお同日のNBAでは、ドンチッチと同期のトレイ・ヤングが試合には敗れたもののキャリアハイの49得点を記録。2年目の若手選手が2人同時にオールNBAチームに選出されても不思議ではない活躍を続けている。
昨季限りで現役を引退したヒートレジェンドのドウェイン・ウェイドも、今の若手選手の躍進ぶりに少し困惑している模様。
「OK…、NBAに一体何が起こっているんだ?今の若手選手たちはどうやってこれほどの力をつけたんだ?ベテランがボールを支配し、若手が順番待ちする時代はどこへ行った?ルカはまだ20歳だ」
ボックススコア:「NBA」