ルカ・ドンチッチが30得点トリプルダブルでザイオンとの初対決に勝利
NBAでは現地3月4日、ダラス・マーベリックスとニューオリンズ・ペリカンズがアメリカン・エアラインズ・センターで対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、ホームチームのマブスが127-123でペリカンズを破った。
次世代スーパースター候補筆頭同士の初対決ということで大注目を集めたこの日の試合は、ルカ・ドンチッチが30得点、17リバウンド、10アシストのトリプルダブルでマブスを勝利に牽引。特に同点で迎えたOTラスト1分の正念場では、ステップバック・スリーやクリスタプス・ポルジンギスのダンクにつなぐポケットパスなど、勝利を呼び寄せるクラッチプレイを連発した。
ドンチッチにとっては、今季リーグ最多となる14回目のトリプルダブル。またキャリア通算では22回目のTDで、わずか21歳にしてジェイソン・キッドを追い抜き、マブス新記録を樹立した。
なお直接フィールドゴールには繋がらなかったため、ハイライトには残らなかったが、OT残り20秒でドンチッチがオールNBAディフェンダーのドリュー・ホリデー相手に披露したクロスオーバーからのキックアウトパス、それに続くオフェンスリバウンドが、この試合でのベストプレイだったと思う。
ユニコーン完全復活
マブスはドンチッチの他、クリスタプス・ポルジンギスが34得点、12リバウンド、5ブロックと攻守で大活躍。ESPNによると、2試合連続で30得点/10リバウンド/5ブロック以上を獲得したのは、2000年のシャキール・オニール以来初だという。
最近のポルジンギスは、完全に怪我前の存在感を取り戻している。むしろニックス時代よりもさらに成長していると言えるかもしれない。ドンチッチとポルジンギスのデュオがプレイオフまでにどこまで成長できるか楽しみだ。
ペリカンズは苦境
一方で敗れたペリカンズは、ブランドン・イングラムが27得点、ロンゾ・ボールがスリー7本成功から25得点/11リバウンドのダブルダブルで奮闘。ザイオン・ウィリアムソンはマブスのサイズにやや苦戦しながらも、FG18本中9本成功から21得点をあげている。
これでペリカンズは3連敗を喫してウェスト12位に転落。反対にメンフィス・グリズリーズが3連勝したため、8位シードとの差がシーズン残り20試合で5ゲームに広がってしまった。
ボックススコア:「NBA」