正念場で“ロゴスリー”を決めたドンチッチ「もっと普通のシュートを磨かなければならない」
デイミアン・リラードやブラッドリー・ビールをはじめとした何人かのスター選手たちが、シーズン序盤からちょっとしたシューティングスランプに陥っている。過去2年連続でオールNBAファースト・チーム入りし、今オフに2億ドル超えの延長契約を獲得したダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチもその1人だ。
今季のドンチッチは開幕6試合のシューティングスタッツでFG成功率42.7%、スリー成功率23.8%、フリースロー成功率67.9%を記録中で、いずれもキャリアワーストの数字。スリーに関しては昨季と同様にシーズン途中から持ち直してくるはずなので、それほど心配する必要はなさそうだが、FT成功率が7割を下回っているのが少し気になるところではある。
現地10月31日に出場したサクラメント・キングス戦では、僅差で迎えた第4Q残り4分の勝負所でロゴからステップバック・スリーを沈めてゲームの流れを大きく変えるミラクルショットに成功。ただその一方で、ロゴスリー以外の3ポイントショットすべてに失敗し(トータルで7本中1本)、さらにフリースローも6本中2本と精彩を欠いた。
ドンチッチは試合後、自身のシューティングについて次のように語った:
「通常のスリーやフリースローよりも、ロゴショットの方が自信を持って打てている。あんなショットは決まるのに、普通のショットが決まらないんだ。理解できないよ。僕はもっとノーマルショットを磨かなければならない」
今季のドンチッチはFGアテンプト数でキャリア最多の20.7本を平均しているものの、3Pショットの割合は減少。その代わりにミドル~ロングツーの本数が増えている。
なお同日のマブスは105-99でキングスを破り、今季成績をウェスト4位タイの4勝2敗に更新。ドンチッチは23得点、10アシスト、8リバウンドをマークした。
ボックススコア:「NBA」