サンズのゴーラン・ドラギッチが2013-14シーズンのMIP受賞
23日、今シーズンNBAで最も成長したプレーヤーに贈られる「Most Improved Player(MIP)」賞の投票結果が発表され、スロベニア出身でフェニックス・サンズのゴーラン・ドラギッチが受賞した。サンズからMIPが選出されたのは、1989年のケビン・ジョンソン、2006年のボリス・ディアウに続き3人目となる。
昨シーズンは平均14.7得点、7.4アシストの成績を残したドラギッチ。今シーズンはチームの予想外の好成績と共に本人も大躍進を遂げ、20.3得点を平均した。
さらにシュートの精度が素晴らしく、シーズンを通してフィールドゴール成功率50.5%、スリーポイント成功率40.8%を記録。
▼ドラギッチの2013-14シーズンショットチャート
ESPNによると、過去21シーズンで20得点以上を平均しながら、FG成功率50%以上、3P成功率40%以上を記録できた選手は、ドラギッチの他に3人しかいない。しかもその3人は、ダーク・ノビツキー(2007年-MVP)、レブロン・ジェームズ(2013年-MVP)、ケビン・デュラント(2013年、14年)という堂々たる顔ぶれだ。
Since 1993 only this 4 guys in the picture were able to do it. Just, I don’t care the other 3, only @Goran_Dragic pic.twitter.com/wBsAGsz7U3
— Quique Villalobos (@quiquevich) 2014, 4月 22
サンズのジェフ・ホーナセックHCは、ドラギッチの成長について次のようにコメントした:
「速攻の指揮やピック&ロールでバスケットにドライブする能力は、常にドラギッチの得意分野だった。それに加え、昨季からスリーポイントシュートを大幅に上達させたことで、オフェンスのパッケージが完成した」
▼ドラギッチ、シーズントップ10プレー
2011年のトレード放出で1度はサンズから見放されたドラギッチだが、昨シーズンのFAで再び合流。その後、先発PGとして才能を開花させ、今では立派なチームのエースへと成長を遂げた。このレベルでプレーを続けられれば、来季こそはオールスター出場も夢じゃない。
▼ファンの少女からドラゴンを貰うドラギッチ
MIP投票では、インディアナ・ペイサーズのランス・スティーブンソンが2位、ニューオーリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスが3位に選ばれている。
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