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ドレイモンド・グリーン 出場停止
2016 6 13

ドレイモンド・グリーンがファイナル第5戦出場停止に

ドレイモンド・グリーン, 出場停止, 第5戦 8

現地12日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに1試合の出場停止処分が科され、ファイナル第5戦欠場となることが決定した。

処分の原因となったのは、現地10日に行われたファイナル第4戦の第4Q終盤での行為。レブロン・ジェイムスがフロアに倒れ込んだグリーンの上をまたぎ、そのことに腹を立てたグリーンが起き上がる際に手を振り上げ、レブロンの股の付け根あたりを叩いた。

後日行われた調査の結果、NBAはグリーンの行為をフレイグラントファウル1と判定。第1ラウンドでのマイケル・ビーズリーに対するフレイグラント1、WCFでのスティーブン・アダムスに対するフレイグラント2を加え、これでグリーンは今季プレーオフのフレイグラントファウル・ポイント(FFP)が合計4点になり、最初の景品である「1試合の出場停止処分」が自動的に与えられることとなった。

ファイナル第5戦という大イベントを控え、NBAが今回の判断を下したのには少し驚きだが、故意かどうかはともかくとして、フレイグラントファウルを繰り返してきたのはグリーン自身なので仕方がないかもしれない。とはいえ、レブロンがグリーンの上をまたぎさえしなければ、こんなことにはならなかったのだが…。

なおレブロンに対しては、再審査の結果、小競り合いを仕掛けたとして、改めてテクニカルファウルが与えられている。

リーグ関係者の反応

Can't be true!!!! They suspended @Money23Green for that. What??? Let Men play basketball. Great officiating in the 4th, refs did a great job

— Patrick Beverley (@patbev21) June 12, 2016

「まさか!!リーグはあれでグリーンを出場停止にしたのか??プレーさせてやれよ。第4Qの審判は素晴らしかった。レフリーたちはいい仕事をしたよ」
– パトリック・ビバリー

Strange he gets suspended now in the finals but didn't in the conference finals..

— Patrick Patterson (@pdpatt) June 12, 2016

「グリーンがファイナルで出場停止になり、カンファレンスファイナルでならなかったのは不思議」
– パトリック・パターソン

Would bet my right arm if this series was even at 2-2 Draymond wouldn't be suspended for GM5. What happened in OKC was way worse..

— Reggie Miller (@ReggieMillerTNT) June 12, 2016

「もしシリーズが2-2のイーブンだったなら、ドレイモンドは出場停止にならなかっただろう。私の右腕を賭けてもいい。OKCでのアクシデントの方がずっとひどかった…」
– レジー・ミラー

そもそも出場停止になったのはフレイグラント累計ポイントが理由で、処分自体はスティーブン・アダムスへのキック(フレイグラントファウル2)の方が重かった。NBAも、「ドレイモンド・グリーンが第4戦で取った行動は、それ自体だけで出場停止になるものではないが、累積フレイグラントファウルにより、第5戦での出場停止となった」と説明している。

ただ「もしシリーズが2勝2敗だったら…」というレジー・ミラーの意見もわかる気がする。

Wow…. So how Day Day gone celebrate wit the team after the game now?

— Jordan Crawford (@jcraw55) June 12, 2016

「Day Day(グリーンの子供時代のあだ名)は試合後にどうやってチームと一緒に祝うんだ?」
– ジョーダン・クロフォード

NBAのルールによると、出場停止になった選手は、ベンチどころか、試合中は建物にも入れない。これに違反した場合は、追加で罰金処分が科される。もしウォリアーズが第5戦で優勝を決めた場合、グリーンはトロフィー授与セレモニーへの参加が認められるのか?『Yahoo Sports』の報道によれば、グリーンは何とかしてアリーナに入る方法を模索しているという。

また、NBAアナリストのチャールズ・バークレーは今回の件に関して、「あんな風にまたがれた時は、そいつの股間をパンチする道徳的責任が生じる。人をまたぐのは極めて非礼な行為だ」とグリーンの鼠蹊部パンチをある程度擁護。一方で、元ワシントン・ウィザーズのギルバート・アリーナスは、「出場停止処分には賛成。…下腹部を叩いたプレーヤーは、もし審査で故意に見えた場合、罰金もしくは出場停止の処分を受けるべき」とInstagramに投稿した。

NBA.comのデータによると、グリーンがスモールラインアップのセンターとしてフロアに立ったのは、ファイナル4試合で合計81分。ウォリアーズはこの時間帯に得失点差(+/-)で+53を記録し、キャブスを圧倒している。この穴を埋めるのは容易じゃない。ウォリアーズディフェンスの持ち味であるスイッチ能力がかなり失われることになるので、ラブ/フライがセンターに入るキャブスのスモールラインアップには特に苦戦させられるだろう。

とりあえずキャブスにとっては、シリーズを延命して再びホームに持ち込む大きなチャンスだ。第5戦は、現地13日にオラクルアリーナで行われる。

参考記事:「ESPN」

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