大ベテランセンターのドワイト・ハワード、プロレスラーへの転向も検討か
昨季でNBAキャリア18シーズン目を終えた大ベテランセンターのドワイト・ハワード。今夏は無制限FAで、フリーエージェンシー解禁から1カ月が経過しようとしているが、まだ次の契約先を見つけられていない。
そんなハワードが現地7月28日、テネシー州ナッシュビルで開催されたWWEのトライアウトを受けていたことが判明。『WWE』はアメリカを拠点とする世界最大のプロレス団体だ。
サプライズでWWEワークアウトに登場したハワード。ただ有名人ゲストとして顔を出したわけではなく、リング上でのドリルやマイクパフォーマンスのオーディションなどをちゃんと受け、プロレスラーを目指す1人の男としてワークアウトに参加したという。
▼マイクパフォーマンスのオーディションでは「俺の名前はドワイトじゃない。Sho’Nuffだ」とプロレス的なハスキーボイスでリングネームを宣言
ハワードはESPNの取材で、WWEのワークアウトに参加したことについて次のようにコメントしている。
「プロレスは将来にやりたいことの一つ。僕はWWEやレスリングが大好きなんだ。今回トライアウトに参加できて、心から嬉しく思っている。願わくばいつの日かプロレスラーとしてリングに立ち、チャンピオンベルトを掲げたい」
なお、ハワードはすぐにレスラーへのジョブチェンジを希望しているわけではなく、今の目標はあくまでNBAでの現役続行。今後もFAで来季契約を模索していくつもりだという。
ハワードはキャリア18シーズンで15.7得点/11.8リバウンド/1.8ブロックを平均。3度のDPOY選出をはじめ、5度のリバウンド王や2度のブロック王など、歴代屈指のディフェンシブプレイヤーとして殿堂入り確実なキャリアを送り、2020年にはロサンゼルス・レイカーズのバックアップセンターとして優勝に大貢献した。
参考記事:「WWE」