ウォリアーズのペイトン2世がひじ骨折、最低でも3週間の離脱へ
ゴールデンステイト・ウォリアーズの“エースキラー”、ゲイリー・ペイトン2世が左ひじの骨折でプレイオフを一時離脱する模様。複数の現地メディアが報じている。
ペイトン2世が負傷したのは、現地3日に行われたメンフィス・グリズリーズとのウェスト準決勝第3戦の序盤。ファストブレイクでレイアップを放とうとした際に、グリズリーズのディロン・ブルックスから頭部にハードファウルを受けて空中でバランスを崩し、激しくフロアに叩きつけられた。
ペイトン2世はそのまま試合を途中退場。直後のレントゲン検査で左腕の肘が骨折していることが判明し、さらに翌日のMRI検査では肘の靭帯に軽度の損傷を負っていると診断された。
なお危険なファウルを犯したブルックスは、フレグラントファウル2がコールされて即退場処分。出場停止といった追加のペナルティが科されるかどうかは今のところ不明だ。
今季プレイオフでのペイトン2世は、7試合で6.1得点を平均。グリズリーズとのシリーズ第1戦では、ジャ・モラントのマークマンとして今季ポストシーズン初の先発出場を果たし、23分のプレイタイムで好守備を見せながら8得点をあげている。
現地メディアによると、ペイトン2世の離脱期間は3週間~5週間になる見込みとのこと。もしウォリアーズがウェストを勝ち抜けば、NBAファイナルで復帰できるかもしれない。
なおウォリアーズのスティーブ・カーHCは、ペイトン2世の骨折につながったブルックスのハードファウルを強く批判:
「故意だったかどうかはわからないが、あれはダーティーなプレイ。プレイオフではフィジカルなプレイが当たり前だが、このリーグには超えてはならない規範がある。選手のシーズンもしくはキャリアを危険にさらすようなプレイはご法度。例えば、空中にいる選手にぶつかりに行き、頭部をたたくような行為。今回は、それがゲイリーの骨折につながってしまった」
ウォリアーズとグリズリーズのシリーズ第2戦は、モラントの大活躍により、グリズリーが勝利。1勝1敗のイーブンで迎える第3戦は、現地5月7日にサンフランシスコで行われる。
参考記事:「NBA」