ヤニス・アデトクンボが2021ファイナルMVP受賞、ジョーダンとオラジュワンに次ぐ偉業達成へ
ミルウォーキー・バックスが0勝2敗から4連勝して50年ぶりの優勝を飾るという形で幕を閉じたNBAファイナル2021。
今年のファイナルNBAを受賞したのは、もちろんシリーズを通して攻守で最も大きなインパクトを残したバックスのヤニス・アデトクンボ。投票者11票中11票すべてを獲得する満場一致での選出だった。
今季ファイナルでのアデトクンボは、第6戦での50得点を含め、6試合中3試合で40得点超え。5試合でダブルダブルを達成し、平均35.2得点、13.2リバウンド、5.0アシスト、1.8ブロック、FG成功率61.8%という驚異的なスタッツを記録した。
ファイナルシリーズで35/10/5を平均したのは、2015年のレブロン・ジェームズ(35.8得点/13.3リバウンド/ 8.8アシスト)に次いでNBA史上2人目となる。
▼全盛期のシャックを彷彿させる支配力
これでアデトクンボは、シーズンMVP2回とDPOYに加え、リーグ制覇とファイナルMVPをレガシーに追加。NBAキャリア8年でバスケットボール殿堂入り確実な実績を積み上げた:
- MVP×2
- NBAチャンピオン
- ファイナルMVP
- DPOY
- MIP
- オールスター×5
- オールNBAチーム×5
- オールディフェンシブチーム×4
アデトクンボがわずか26歳でここまでの功績を残したというのが恐ろしい。
なおキャリアを通してMVPとDPOY、ファイナルMVPを受賞した選手は、マイケル・ジョーダンとアキーム・オラジュワンに次いで、アデトクンボがNBA史上3人目。アデトクンボは、MVP、ファイナルMVP、DPOY、MIPの4アワードを受賞した史上初の選手となる。
また、アメリカ国外出身のインターナショナル選手がNBAファイナルMVPに輝くのは、オラジュワン(1994、1995)、トニー・パーカー(2007)、ダーク・ノビツキー(2011)に次いで、アデトクンボが4人目。
2020-21シーズンのNBAでは、海外選手がシーズンMVP(ニコラ・ヨキッチ)、DPOY(ルディ・ゴベア)、ファイナルMVP(ヤニス・アデトクンボ)を総なめした。
NBA選手たちの反応
アデトクンボの優勝とファイナルMVP受賞を受け、多くのNBAスターたちがSNSで祝福のメッセージを送っている:
・レブロン・ジェームズ
「ヤニスに祝福と敬意を!君の努力が実を結んだ」
・ステフィン・カリー
「今夜は君の偉大さを楽しませてもらった。おめでとう」
・ケビン・デュラント
「ミルウォーキー・バックスのフランチャイズに、ミルウォーキーの街、そしてうるさ過ぎるファンたち。君たちを心から尊敬する。素晴らしいプレイオフランだった」
・ルディ・ゴベア
「ヤニスとミルウォーキーが優勝できて本当に良かった。目標に向けて全身全霊を注いだ結果だ。素晴らしいよ。インスピレーショナルだ」
・バム・アデバヨ
・CJ・マッカラム
「生きている内にヤニスのような選手をお目にかかる機会は2度とないと思う。彼はオンリーワンであり、人間としても素晴らしい」
スタッツ:「NBA」