ゴラン・ドラギッチ がFIBAの試合を八百長と批判
フェニックス・サンズのポイントガードでスロベニア代表選手のゴラン・ドラギッチが、現地4日に行われたFIBAワールドカップ予選のオーストラリア対アンゴラ戦について、「八百長(fixing the game)」という強い言葉を使って厳しく批判した。
「バスケットボールは美しいスポーツ。今日のオーストラリア対アンゴラ戦のような八百長試合が入る場所はない!!FIBAはこの件について行動すべきだ」
– ゴラン・ドラギッチ
ドラギッチが問題としているのは次の点だ:
試合前の時点で、オーストラリアの予選リーグ勝ち抜けはすでに確定していた。しかもアンゴラ戦で負ければ、トーナメント準決勝までアメリカとの対戦を回避できる可能性が高くなる。
そこでオーストラリアは4日の試合でスタメンのスモールフォワードとセンターを温存。ポイントガードとパワーフォワードも数分出場させただけで、すぐにベンチに下げている。それに加え、後半にはリバウンドに積極的でなかったり、簡単にオープンレイアップを許したりと、明らかに手を抜いているようなプレーが目立った。
結果、試合は91対83でアンゴラが勝利している。つまりドラギッチが怒っているのは、本来実力で勝っているオーストラリアが、トーナメント戦を考慮してわざと負けたというところだ。
これを「八百長」と呼ぶべきかどうか。NBAでも、わざと試合に負けてドラフト指名順位を上げようとする「タンキング」は珍しいことじゃない。
どちらの場合も戦略的であり、ルールに違反するものではないが、スポーツマンシップに欠けてるという印象はある。みなさんはどう思いますか?
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参考記事:「USA Today」