ジェイムス・ハーデンが58得点と10アシストのダブルダブル
今週初めに連続30得点記録が途絶えてしまったばかりのジェイムス・ハーデンだが、スコアリングのペースはまだまだ衰えそうにない。
ハーデンは現地2月28日、本拠地トヨタセンターで行われたマイアミ・ヒート戦で58得点、10アシストをマークし、ヒューストン・ロケッツを後半21点ビハインドからの逆転勝利へと牽引。ハーデンがアシストで50点ダブルダブルを達成するのは今季3回目だ。
オールスターブレイク以降はロングレンジショットが不調気味だったハーデンだが、この日の試合では18本中8本のスリーに成功(FG32本中16本)。さらに18本中18本のフリースローを決めている。
▼シーズン6回目の50得点超え
ESPNによると、1シーズンに50得点/10アシストのダブルダブルを3回記録した選手は、1972-73のネイト・アーチボルドと2016-17のラッセル・ウェストブルックに次いで、ハーデンが史上3人目だという。
ドローファウルの多いハーデンのプレイスタイルを嫌うファンも多いが、オフェンス力の高さはジョーダン以降のリーグで間違いなく最強レベル。特にシグネチャームーブのステップバック・スリーはほぼ無敵状態だ。
巧みなフットワークから放たれるハーデンのステップバックは、タイミングを読むのが極めて難しく、クローズアウトしすぎるとファウルを取られる可能性が大。守備側としては、あまり食いつかずにハンズアップだけしてショットが外れるのを祈るか、早いタイミングでダブルチームを仕掛けるくらいしか対応策がない。ヒートのドウェイン・ウェイドは試合後、「NBA史上で最もガードするのが難しい選手の一人」とハーデンのスキルを絶賛した。
連勝を4に伸ばしたロケッツ(37勝25敗)は、ハーデンの他にオースティン・リバースが17得点で勝利に貢献。敗れたヒートは、ゴラン・ドラギッチとケリー・オリニクがそれぞれ21得点をあげている。
ボックススコア:「NBA」