アトランタ・ホークスがサクラメント・キングスの2004年以来の連勝記録を終わらせる
NBAでは現地11月23日、アトランタ・ホークスとサクラメント・キングスがステートファーム・アリーナで対戦。ホークスが115-106でキングスを下し、今季成績をイースト4位の11勝7敗とした。
これにより、キングスの快進撃は7連勝でストップ。2004年以降でキングスの球団最長だった連勝記録が途絶えることとなった。
今季成績を11勝7敗のイースト4位としたホークスは、エースのトレイ・ヤングがで大活躍。第3Q最後のポゼッションには、ダブルチームをドリブルで振り切ってロゴからスリーを沈めるスーパープレイを決めている。
敗れたキングスは、マリック・モンクがベンチから27得点で奮闘。司令塔のディアロン・フォックスはFG20本中7本成功の18得点と、スコアリングでやや精彩を欠いていた。
キングスの快進撃
上述したように、キングスが7連勝に到達したのは2004年11月以来初。ちょうど18年前で、クリス・ウェバーやマイク・ビビー、ペジャ・ストヤコヴィッチらが率いるプレイオフ常連チームだった頃だ。
キングスは現時点で10勝7敗のウェスト5位。まだシーズンが4分の1も終わっていないので完全には言い切れないが、今年は一味違う印象で、今回の7連勝も運や調子が良かっただけというわけではなさそうだ。
今季キングスは1試合の平均得点がリーグ首位の120.0点で、さらにオフェンシブ・レーディング(100ポゼッション当たりの得点)ではセルティックスに次ぐリーグ2位の116.6点。フォックスのペネトレーション力とサボニスのDHOやハイ/ローポストでのプレイメイク力を軸に、レベルの高いハーフコートオフェンスを展開している。
▼Light the Beam
オフシーズンにケビン・ハーターやマリック・モンクら優秀なシューターを獲得したことで、昨季までと比べてフロアスペーシングが大幅に改善。フォックスのスピードと突破力をさらに活かせる布陣を敷けるようになった。
またキングスは、1試合の平均アシスト数でもリーグ4位(28.1本)と高水準の数字を記録しており、とにかくボール/プレイヤームーブメントが盛ん。王朝期のゴールデンステイト・ウォリアーズでアシスタントコーチを6年務めたマイク・ブラウンHCのオフェンス戦略が功を奏している。
現在キングスは16シーズン連続でプレイオフを逃している。NBA史上で最も長いポストシーズン欠席記録だ。今のオフェンスを維持できれば、今年こそ名誉挽回の年になるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」