ドワイト・ハワード、目をつぶってフリースローを打ったら成功率が上がった
「ドワイト・ハワードはフリースローが苦手」ということは、誰もが周知の事実だ。昨季のハワードのフリースロー成功率は49.2%。接戦の終盤に、相手チームがハワードにわざとファウルしてフリースローを打たせる「ハック・ア・ハワード」という作戦も定番となっている。
今季からヒューストンに移籍したハワードは、そんな弱点を克服すべく、このオフシーズンにフリースローの猛特訓に励んでいるらしい。その成果もあってか、先日チームメイトのジェームス・ハーデンをフリースロー対決で負かしたというのだ。しかも目をつぶったままで!!
目を閉じてフリースローを打つ特訓
テキサス州の地元紙『Houston Chronicle』によると、目を閉じた状態で10本のフリースロー勝負を行った結果、ハワードは8本を成功させ、フリースローの得意なハーデンを破ったという。ゲーム時の5割以下と比べると、ずいぶん成功率が高い。「試合でも、目を閉じたままフリースローを打ち始めるべきかもね。なかなかよい確率だよ。目をつぶって10本中8本決めたんだ」とハワードは冗談めかしく語った。
最近ハワードは、目をつぶったままフリースローを打つ練習をルーチンワークに取り入れているという。「自分のフォームを信用するための良い練習になる」という助言をエキスパートから受けたそうだ。
「(目を閉じると)何も見えない。だから、自分のフォームを信じて、必ず入ると思わなくてはいけない」
-ドワイト・ハワード
来季は最低でも75%以上のフリースロー成功率を目標としているそうだ。ロケッツがプレイオフで上位を目指すには、ハワードのフリースローが非常に重要なカギとなる。
ちなみにハワードは、以前『LA Times』紙の企画で、主婦とフリースロー対決をして敗北するという黒歴史を持っている(もちろん手加減しまくって、左手でシュートした結果だが…)。
Thumbnail by Keith Allison via Flickr
ソース:「ESPN」