「もしもNBAの1シーズンが10年だったら…」、過去10シーズンのチーム成績比較
仮にNBAの1シーズンが10年だったなら…、“昨季”(2005年~2014年)はどのチームがプレーオフ進出を果たしていたのだろう?
以下は、過去10シーズンのチーム成績ランキング。長期間で比較すると、球団の優秀さがよくわかって面白い。
イースト
チーム | 成績 | |
1 | マイアミ・ヒート | 484-320 |
2 | シカゴ・ブルズ | 457-347 |
3 | ボストン・セルティックス | 441-362 |
4 | オーランド・マジック | 414-390 |
5 | クリーブランド・キャバリアーズ | 411-393 |
6 | デトロイト・ピストンズ | 409-395 |
7 | インディアナ・ペイサーズ | 408-395 |
8 | アトランタ・ホークス | 372-432 |
ウェスト
チーム | 成績 | |
1 | サンアントニオ・スパーズ | 571-233 |
2 | ダラス・マーベリックス | 524-280 |
3 | フェニックス・サンズ | 478-326 |
4 | デンバー・ナゲッツ | 476-328 |
5 | ロサンゼルス・レイカーズ | 470-334 |
6 | ヒューストン・ロケッツ | 463-341 |
7 | オクラホマシティ・サンダー | 432-372 |
8 | ユタ・ジャズ | 416-388 |
ここ10年で圧倒的に強かったのはサンアントニオ・スパーズ、次にダラス・マーベリックスが続いている。500勝以上を挙げたのはこの2チームだけで、リーグナンバー1の選手(コービー、レブロン)を有していたレイカーズやヒートでも遠く及ばない。
特にスパーズの安定感は歴代リーグでも類を見ないほどで、1997年にティム・ダンカンとポポビッチHCがチームに加わって以来、ずっとシーズン50勝以上を記録してきた(ロックアウトがあった1998-99シーズンを除く)。
成績だけを考慮すれば、時代はまさにテキサス勢の天下だったが、レイカーズやヒートの3分の1ほども注目されなかった印象だ。
また10年という長いスパンでみると、東西カンファレンスの格差がより顕著に表れている。イースト勝率3位、2008年王者のボストン・セルティックスですら、ウェストにいけば上位8チームにも入れない。
ファイナル優勝数はウェストがスパーズ3、レイカーズ2、マブス1の合計6回。イーストはヒート3、セルティックス1で、4回だった。
レイカーズよりもナゲッツの方が上だというのが少し驚きだ。
ワースト8
チーム | 成績 | |
23 | ブルックリン・ネッツ | 351-453 |
24 | トロント・ラプターズ | 348-456 |
25 | ニューヨーク・ニックス | 342-462 |
26 | ワシントン・ウィザーズ | 332-472 |
27 | ミルウォーキー・バックス | 323-481 |
28 | サクラメント・キングス | 309-495 |
29 | シャーロット・ホーネッツ | 293-511 |
30 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 284-520 |
30チームの中で、過去10年間に1度もプレイオフ進出を果たせなかったのはミネソタ・ティンバーウルブズのみ。また、10年で最悪のシーズン成績は2011-12ホーネッツ(ボブキャッツ)の7勝59敗(勝率.106)で、これは歴代リーグのワースト記録となる。
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