Gリーグデビュー戦で42得点のアイザイア・トーマス、レイカーズと10日間契約へ
アイザイア・トーマスが予想よりも早くNBA復帰へのチャンスを掴むことになるかもしれない。
複数の現地メディアによると、トーマスとロサンゼルス・レイカーズは10日間契約を結ぶ予定とのこと。いつ正式に加入するのか今のところ不明だが、現在レイカーズは怪我やコロナウイルスの影響でロスターに大打撃を受けており、特にガード陣は戦力補強が急務だ。
トーマスが最後にNBA公式戦に出場したのは昨季の4月。ニューオリンズ・ペリカンズと10日間契約を結んで3試合に出場するも(平均7.7得点)、本契約に繋げることができなかった。
トーマスは今オフにプロアマ合同リーグの試合で81得点をマークするなど話題を作り、さらに今月15日に出場したGリーグデビュー戦では42得点/8アシストの大活躍を披露。複数のチームから関心を集めたに違いない。
▼ITのGリーグデビュー戦
トーマスは、セルティックスとしてオールNBAチーム入りした翌年の2017-18シーズン後半にレイカーズでプレイした経験がある。
その時はベンチから17試合の出場で15.6得点/5.0アシストを平均するも、同時にFG成功率38.3%に3.2ターンオーバーを記録と精彩を欠き、セルティックス在籍時のパフォーマンスには程遠い状態。その後の3シーズンも100%のコンディションを取り戻せず、NBAに安定した居場所を見つけられないでいた。
なおトーマスは、今オフにもレブロンやウェストブルックらレイカーズメンバーとワークアウトし、契約まであと一歩のところにきていたとのころ。「(ラジョン)ロンドのバイアアウトさえなければ、僕がレイカーズになっていたと思う」と、2日前に公開されたThe Athleticのインタビューで明かしている。
同日、レイカーズはラッセル・ウェストブルックとエイブリー・ブラッドリーが安全衛生プロトコル入りしたことを発表。この2人の他にも、すでにドワイト・ハワード、マリック・モンク、テイレン・ホートン・タッカーの3選手がプロトコルにより離脱中だ。
今季NBAでは、開幕2カ月で合計63選手が安全衛生プロトコルの対象となった。今の規制基準のまま、さらに感染が拡大すれば、再びシーズン延期やバブルを余儀なくされる状況になるかもしれない。
参考記事:「NBA」