ジェイソン・テイタムがプレイ・インで50得点、セルティックス7位シード獲得へ
NBAでは現地18日、2021プレイ・イン・トーナメントが開催され、イースタンカンファレンス7位のボストン・セルティックスと8位のワシントン・ウィザーズが対戦。後半の主導権を握ったセルティックスが118-100でウィザーズを下し、イースト7位シードでのプレイオフ進出を決めた。
この日の試合では、セルティックスのジェイソン・テイタムが50得点をマーク。1人でウィザーズのスターデュオの得点を上回る活躍ぶりで(テイタム50点-ラス&ビール42得点)、相棒のジェイレン・ブラウンが離脱中のチームを勝利に導いた。
テイタムは41分の出場で、32本中14本のフィールドゴールと17本中17本のフリースローに成功。特に第3Qでのショットメイクが凄まじく、スリーやフェイダウェイのミッドレンジ、リムアタックなど、オン/オフボールの両方であらゆる角度から点をあげ、ピリオド23得点を獲得している。
7年連続でのプレイオフ進出を果たしたセルティックスはテイタムの他、ケンバ・ウォーカーが29得点、トリスタン・トンプソンが12得点/12リバウンドのダブルダブルで勝利に貢献した。
▼ケンバ
ハーフタイムで54-52と接戦だったセルティックス対ウィザーズのプレイ・イン・ゲームだが、試合が大きく動いたのは八村塁が4つ目のファウルでベンチに下がった第3Q序盤。そこからセルティックスは、テイタムとウォーカーがウィザーズ守備のウィークスポット(特にビールとベルターンス)を徹底的に攻めまくり、第3Q残り7分にかけて19-2のランを展開して主導権を掌握した。
試合後、テイタムは「ブラッド(ビール)にだけは負けたくなかった」とコメント。ビールとテイタムは、同じセントルイスの高校出身の先輩後輩。2人は幼少期から家族ぐるみの付き合いがある幼馴染であり、大親友でもある。
一方で敗れたウィザーズは、ブラッドリー・ビールがFG40%の22得点、ラッセル・ウェストブルックがFG33%の20得点と不振。チーム全体でジャンプシュートが壊滅的で、スリー21本中わずか3本成功に終わっている。特にハムストリングを痛めているビールは明らかに本調子でなく、守備面でもテイタム相手に大苦戦した。
また八村は、序盤からファウルトラブルに陥ったため、プレイタイムが16分に制限されてしまった。
なお同日に行われたインディアナ・ペイサーズ対シャーロット・ホーネッツの9位/10位プレイ・イン・ゲームは、ペイサーズが144-117で圧勝。現地20日には、ウィザーズとペイサーズがイーストプレイオフ最後の椅子を賭けて戦う。
ボックススコア:「NBA」