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クレイ・トンプソン オリンピック
2016 8 14

クレイ・トンプソン、オリンピックでシュート成功率15%のスランプ

オリンピック, クレイ・トンプソン, リオ五輪, 不調 10

2016年NBAスリーポイント・コンテストチャンピオンのクレイ・トンプソンが、オリンピックでシューティングスランプに陥っている。

2015-16シーズンはリーグ屈指のシューターとして1試合平均スリー成功3.5本、3P成功率42.5%を平均したトンプソンだが、リオ五輪グループリーグではスリー成功率18.8%と大失速。4試合/66分の出場でわずか11得点と、チームUSA内で最低の数字を記録しており、2試合/19分しかプレーしていない元チームメイトのハリソン・バーンズ(合計12得点)よりも生産性が低い。

シューターが短期間のスランプに陥るのはそれほど珍しいことでもないが、クレイほどの選手がここまでいいところがまったくないというのは、少し気になるところではある。

NBAでの試合に比べて、ボールタッチやシュート回数が激減したことにより、なかなかリズムを掴めずにいるのか?スター選手揃いで大会無敗を維持するチームUSAだが、ウォリアーズのようなチームオフェンスのシステムが確立されていないため、理想のタイミングやポジションでスクリーンやボールを受けられないのも原因の一つか?また、スリーポイントラインの距離がNBAより短いというのも、もしかするとネガティブに働いているのかもしれない。

あるいは単純に、オリンピックで使用される公式ボールに慣れていないだけという可能性もある。アメリカ代表として2012年のロンドン五輪に出場したポイントガードのデロン・ウィリアムスも、「オリンピックのボールは滑る」と不満を漏らしていた。

「(オリンピックではボールもリムも)ずいぶん違う。もしボールが少しでもリムに当たれば、はじき出されてしまうんだ。このことはトルコでも学んだよ。だからいつもよりアーチを高くしてシュートを打たなければならなかった。ボールについては…、サイズは同じだが、新品を使うので滑りやすかったよ。NBAでは新品じゃなく、使用済みのボールを使うからね」
– デロン・ウィリアムス、2012年

不調の原因が何にせよ、トンプソンは一度リズムに乗ると止まらなくなるタイプのシューターなので、今大会でもそのうち大爆発するかもしれない。

※追記(15日)

現地14日のフランス戦でさっそく爆発した(スリー13本中7本成功、30得点)。

Image by Agência Brasil Fotografias

スタッツ:「FIBA」

セルビア代表のテオドシッチがUSA戦クラッチタイムにミラクルパス 「ヨナス・バランチュナス」を正しく発音できないチャールズ・バークレーの進化

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