ケビン・ラブが再び試合中にイライラ爆発?ありえないターンオーバーを記録してしまう
ケビン・ラブが試合中に見せた振る舞いに対して、メディアやファンから「プロとして失格」といった多くの批判の声が上がった。
現地26日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対トロント・ラプターズ戦の第3Q終盤でのこと。審判の判定に不満を感じていた様子のラブが、インバウンドパスでやらかしてしまう。
ラプターズがレイアップを決めた後、ラブは審判から投げられたボールを拒絶するような形で、ベースラインからボールをインバウンド。キャブスのチームメイトが困惑する中、ラプターズはすかさずボールをスティールし、マラカイ・フリンのスリーに繋げた。
ラブはボールを奪われてからも、無関心そうな様子でフロアをウロウロ。このシーンだけを切り取ると、ラブが完全に悪者に見えてしまうが、ただその前後に起きたプレイを振り返ると、ラブのフラストレーションも少し理解できる気がする。
まず第3Q残り2分にディフェンスリバウンドを獲得した際、オーバー・ザ・バックのファウルを受けて転倒し、膝をすりむいて流血。問題のプレイの直前にも、後ろから突き飛ばされて転びそうになるが、笛は鳴らなかった。
もちろん、どれだけ審判に不満を感じていようが、まるで試合を放棄するかのような投げやりなプレイをするのは、プロとして間違っている。自軍の雰囲気をぶち壊すような振る舞いであり、特にラブのようなチームの最年長かつ最古参のリーダーとしては絶対にやってはいけないことだろう。
一方で、「ラブのプレイはインバウンドパスとしてみなされるべきなのか?」という疑問の声も出ている。
ラブが苛立ちからボールを叩き落としたのは間違いなさそうだが、そもそも審判がサイドラインからボールを投げて、そこからポゼッションが始まるというパターンはあまり見ない気がする。同じ状況で、仮に選手が意図せずにボールを受け損ねてコート上に落ちた場合、それはインバウンドパスとしてカウントされるのか?
個人的に、今回の件はプレイ続行ではなく、テクニカルファウルがコールされるべきだったと思う。
なおESPNによると、ラブは試合後、自身の振る舞いについてチームメイトに謝罪したとのこと。ラブは昨季にも、試合中にフラストレーションを爆発させてしまう場面があった。
ボックススコア:「NBA」