バディ・ヒールドが3Pコンテスト2020王者、ラスト1本でブッカーに逆転勝利
NBAでは現地15日、シカゴのユナイテッド・センターでオールスターサタデー2020の「スリーポイントコンテスト」が行われ、サクラメント・キングスのバディ・ヒールドが2度目の出場で初優勝を果たした。
今年の3ポイントコンテストでは新要素が導入された。従来の5つのシューティングラックに加え、「MTN DEW Zone」と呼ばれるスポットを2箇所に設置(3Pラインから6フィート後ろ、トップとウィングの間にグリーンボールが1つずつ)。そこからロングスリーを決めると3点が加算される。
▼MTN DEWゾーン
「MTN DEWゾーン」の導入により、ショット本数が25本から27本、制限時間が60秒から70秒、最高得点が34点から40点となった。フォーマットはこれまでと同じで、予選ラウンドで得点の高かった3選手がチャンピオンシップ・ラウンドに進む。
予選ラウンドの結果は以下の通り:
プレイヤー | スコア | |
---|---|---|
1 | バディ・ヒールド | 27/40 |
2 | デビン・ブッカー | 27/40 |
3 | ダービス・ベルターンス | 26/40 |
4 | ザック・ラビーン | 23/40 |
5 | ジョー・ハリス | 22/40 |
6 | ダンカン・ロビンソン | 19/40 |
7 | デボンテ・グラハム | 18/40 |
8 | トレイ・ヤング | 15/40 |
▼予選でのダービス・ベルターンスは後半に大爆発
昨年王者のジョー・ハリスや開催地シカゴ所属のザック・ラビーンは惜しくも予選敗退。最高得点の27点で並んだヒールドとデビン・ブッカー、26点のダービス・ベルターンスが決勝に進んだ。
チャンピオンシップラウンド
決勝では、予選で得点の低かったベルターンスからスタート。予選ラウンドよりも少しリズムが狂い、22点で3位に終わる。
▼決勝ダービス
続いて2番目にブッカーがチャレンジ。決勝でも好調を維持し、26点を叩き出した。
▼決勝ブッカー
ブッカーの高得点でプレッシャーがかかったヒールドは、「MTN DEWゾーン」からの3点ボールを2つとも外してしまうが、各ラックで2点のマネーボールを着実に決めて追い上げ。19点で突入した最後のマネーラックでは5本中4本を成功させ、ラストショットで見事逆転優勝を飾った。
▼決勝ヒールド
キングスの選手が王者に輝くのは、2002年と2003年に2連覇を達成したペジャ・ストヤコビッチ以来だ。
今年の3ポイントコンテストはドラマチックで凄く楽しめた。新要素追加も正解だったと思う。
参考記事:「NBA」