クリスタプス・ポルジンギスはもう走れるよ
NBA界隈では現地8日、ニューヨーク・ニックスのフランチャイズスター、クリスタプス・ポルジンギスに関する一つのニュースが話題になっていた。
『ニューヨーク・デイリーニューズ』が最初に報じたニュースで、その内容は、左ひざ前十字靭帯断裂からの復帰を目指すポルジンギスのリハビリの進み具合が思わしくないというもの。デイビッド・フィッツデールHCのコメントとして、「シュートや軽いジョギングはできるが、まだ全力疾走はできない」「トレーニングキャンプの頃からあまり進捗していない」などと伝えられた。
「ポルジンギスは怪我から9カ月でまだ走れない」といった大袈裟な見出しがSNSを飛び交い、エース復帰を心待ちにしているニックスファンに大打撃を与えるところだったが、ポルジンギス本人はこのニュースをすぐに真っ向から否定。報道の数時間後、自身のインスタグラムストーリーでトラックを走る画像を公開した。
https://twitter.com/NYDNSports/status/1060749689031716864
ポルジンギスが膝を故障してから、今でちょうど9カ月。走れる状態にまで回復しているようなので何よりだが、復帰時期については依然として未定だ。
前十字靭帯断裂のリハビリ期間は選手によって大きく異なる。最近の例だと、ザック・ラビーンが11カ月、ジャバリ・パーカーが12カ月で戦線復帰した。ポルジンギスのような膝への負担がより大きい7フッターは、もう少し時間がかかるかもしれない。
現在ニックスはシーズン12試合を終えた時点で、4勝8敗のイースト11位。エース不在の中、健闘している方だとは思うが、プレイオフ進出を狙うにはやや戦力不足だろう。ニックスとしては、ポルジンギスのシーズン全休も視野に入れつつ(もしくは3~4月にコンディション調整でプレイさせる程度)、2019年ドラフトで上位指名を狙うのが得策かもしれない。ポルジンギスが20代前半の大事な時期に実戦経験を積めないのは辛いが、復帰を急がせて下手を打つよりはマシだ。
参考記事:「ニューヨーク・デイリーニューズ」