今季NBA最大の番狂わせ、レイカーズがウォリアーズに17点差で圧勝
ロサンゼルス・レイカーズが現地6日、ステイプルズ・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に112-95で快勝。シーズン成績で40勝以上差があるチームを撃破するという番狂わせを演じ、NBA王者に今季6敗目を与えた。
ESPNによると、シーズン終盤で勝率2割未満のチームが勝率9割以上のチームに勝利したのはNBA史上初めてだという。
この日のレイカーズは合計7選手が二桁得点をあげるバランスの取れたチームバスケを展開。第2Q中盤から勢いに乗り始め、ハーフタイムまでに11点のリードを奪取すると、後半に入っても大部分で二桁点差を維持したまま、17点差で余裕の勝利を収めた。
▼ディアンジェロ・ラッセル、GSW戦ハイライト
レイカーズは、ジョーダン・クラークソンが25得点、ディアンジェロ・ラッセルが21得点/4スティールと、若手バックコートコンビがスプラッシュブラザーズを圧倒。ブランドン・バスとニックヤングが13得点、コービー・ブライアントとジュリアス・ランドルが12得点をそれぞれ記録した。
マルセロ・ウェルタス
レイカーズは他に、32歳ルーキーのマルセロ・ウェルタスが、27分の出場で10得点とキャリアハイの9アシストで大活躍。バイロン・スコットHCは試合後、ウェルタスのパフォーマンスを「MVP」と高く評価した。
なお、大金星を手にしたレイカーズだが、同日にウェスト8位のヒューストン・ロケッツが勝利したことにより、今季プレーオフ進出の可能性は完全に消えた。
スプラッシュブラザーズが絶不調
対するウォリアーズは、ステファン・カリー(18得点)とクレイ・トンプソン(15得点)が合計でスリー成功率5.5%(18本中1本)と、スプラッシュブラザーズとして共にプレーし始めてから最悪の数字を記録。他のプレーヤーたちもミドル~ロングレンジの調子がことごとく悪く、NBAのデータによると、この日はチーム全体でオープンショット(シューターの1.07m範囲にディフェンダーがいない状態)の成功率が39本中11本の28.2%だった。
▼ステファン・カリー、レイカーズ戦ローライト
「負けて当然の結果だ。シュートが入らない時は、気力とディフェンスとタフネスで勝ちにいかなければならないが、そのすべてが欠けていた」
– スティーブ・カー
6日のウォリアーズで二桁得点をあげたのはカリーとトンプソンのみ。さらにチーム合計で20ターンオーバーと散々な内容に終わった。
95-96ブルズも61試合目で惨敗
この日の敗北により、今季成績が55勝6敗となったウォリアーズ。NBAレギュラーシーズン記録である1995-96シカゴ・ブルズの72勝10敗を超えるためには、シーズン残り21試合で18勝を収めなければならない。ちなみに今季のウォリアーズと同じく、95-96ブルズもシーズン61試合目に大敗を喫した(54勝7敗)。
ボックススコア:「NBA」