レイカーズがヤニス弟のコスタス・アデトクンボを獲得
外堀から埋めていく作戦かな?
ロサンゼルス・レイカーズが現地21日、ダラス・マーベリックスからウェイブされたばかりのコスタス・アデトクンボを引き受ける決断をした模様。The AthleticのShams Charania記者が伝えた。
コスタス・アデトクンボは、2019MVPに輝いたヤニス・アデトクンボの弟。レイカーズとの契約は、サラリーキャップに計上されないツーウェイ契約となる。
2018年ドラフトで76ersから全体60位指名を受け、その直後にトレードでダラス・マーベリックスへと移籍したコスタスは、プロ1年目の大部分をマブス傘下のGリーグチームで過ごし、NBAデビューしたのはシーズン終盤の3月。わずか2試合、合計11分の出場だけに留まり、それぞれの試合でフリースローから1得点をあげた。
兄のヤニスと同じく長身でアスレチックなパワーフォワードだが、ヤニスのようなコートビジョンや爆発力はない。ただ21歳と若く、ここからアデトクンボの血筋が開花するのか楽しみではある。
▼コスタスのGリーグハイライト
今回のレイカーズの動きは、単純にコスタスのポテンシャルを評価したのか、それともヤニスに好印象を与えようとしたのか?
ヤニス・アデトクンボはバックスとの契約が残り2年。来夏にはNBA史上最高額になると予想されるスーパーマックスでの延長契約(5年/2億4700万ドル)が可能になる。
ヤニスがバックスを離れたがっている気配は今のところ一切ないが、カワイ・レナードやアンソニー・デイビスの件など、最近のNBA基準では何が起こっても不思議ではない。もしヤニスが来年のオフシーズンに延長契約を躊躇するようなら、再びリーグに激震が走る。そうなった場合、ヤニスの身内を優遇した実績のあるチームは、トレードなりFAなりの争奪戦で有利な位置に立てるかもしれない。
一方で今オフでは、バックスがヤニスの兄であるサナシス・アデトクンボと契約している。
参考記事:「NBA」