【ハイライト】新人のラメロ・ボール、手首骨折からの復帰初戦で神パスを披露
NBAでは現地5月1日、右手首骨折により今季絶望と見られていたシャーロット・ホーネッツ新人のラメロ・ボールが、スペクトラム・センターで行われたデトロイト・ピストンズで復帰した。
3月21日から21試合を欠場していたラメロは、この日のピストンズ戦に先発出場。第1Q序盤にはアンダーハンドのフルコートパスでアシストをあげるスーパープレイを披露し、さっそく存在感を発揮した。
このパスセンスは天性のものだ。絶対に教えられるものじゃない。
この日のラメロは、28分の出場で11得点、8アシストをマーク。+/-で+19点を記録し、ホーネッツの107-94での勝利に貢献した。
ホーネッツはラメロの他、テリー・ロジアーがゲームハイ29得点、マイルズ・ブリッジスが27得点で活躍。31勝32敗でイースト8位の座を維持している。
なお同日のNBAでは、ラメロの兄であるニューオリンズ・ペリカンズのロンゾ・ボールが、OTに及んだミネソタ・ティンバーウルブズ戦で自己ベストの33得点を記録した。
2021新人王の行方は?
今季のルーキー・オブ・ザ・イヤー争いは、かなりの接戦になる予感がする。
怪我前は満票に相応しいレベルで新人王レースを独走していたラメロ・ボール。それに対し、ウルブズのアンソニー・エドワーズはシーズン中盤から大きく伸び始め、特にラメロ戦線離脱中のここ5週間に22.0得点を平均と、一気に差を縮めている印象だ。
2人のシーズンスタッツは:
- ラメロ・ボール:15.8得点、6.2アシスト、5.9リバウンド、FG成功率45%、42試合(21勝21敗)
- アンソニー・エドワーズ:18.5得点、2.8アシスト、4.6リバウンド、FG成功率40.3%、65試合(20勝45敗)
スタッツとチーム成績だけを比較すれば、ラメロに軍配。ただ出場試合数ではエドワーズが大きくリードしている。今季のエドワーズはまだ1試合も欠場しておらず、ここは高く評価されるべきところだろう。
ボックススコア:「NBA」