【ユーロバスケット2017】ブルズ新人のマルケネンがフランス戦で大活躍
現地8月31日、FIBAヨーロッパ選手権2017(ユーロバスケット)がフィンランドのヘルシンキとイスラエルのテルアビブの2都市で開幕し、グループA予選でフランス代表とフィンランド代表が対決。オーバータイムに及ぶ大接戦の末、フィンランドが86-84で勝利し、前大会3位の強豪相手に番狂わせを演じた。
この日のフィンランド代表で最も輝いていたのは、2017年NBAドラフトでシカゴ・ブルズから全体7位指名を受けた20歳のラウリー・マルケネンだ。前半はやや消極的だったものの、後半に入ってからエンジンがかかり、26分の出場で2本のスリーを含む15本中9本のFGを成功させ、チーム最多の22得点、7リバウンドをマーク。1ゴール差で迎えたOT残り1分15秒には、フィンランドに5点リードをもたらすクラッチスリーを沈めた。
▼マルケネンのユーロバスケットデビュー
今の時点ではややパワー不足なため、インサイドで当たり負けしてしまう場面も度々あるが、マルケネンはこの試合だけでもスリーポイントショットやドリブルからのプルアップ・ジャンプショット、プットバック・ダンク、速攻でのフィニッシュなど、20歳の7フッターとしてはかなり幅広いオフェンススキルを披露。最年少ながらクラッチタイムではチームを引っ張り、ディフェンスでもそれなりの存在感を見せた。今後の成長がすごく楽しみなビッグマンだ。
敗れたフランスは、エバン・フォーニエがチームハイの25得点、最年長のボリス・ディアウが9得点、9リバウンドを獲得。ルディ・ゴベールやニコラス・バトゥームは出場していない。
ユーロバスケット2017は、合計24チームが4グループに分かれて予選ラウンドを戦い、それぞれのグループから上位4チームがトーナメントに出場。チャンピオンシップゲームは現地9月17日にトルコのイスタンブールで行われる。
ボックススコア:「FIBA」