LA対BOSの名門対決は終盤の誤審で大荒れ、AD「馬鹿げている」
NBAでは現地1月28日、ロサンゼルス・レイカーズとボストン・セルティックスがTDガーデンで対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、ホームチームのセルティックスが125-121でレイカーズを下した。
この日の名門対決は、勝負所での誤審、正確にはーコール判定により大荒れ。試合の決着を待たずして、SNS上でファンや選手、メディアの間で大きな物議を醸した。
問題視されたのは、同点で迎えた第4Q最後のポゼッション。レイカーズのレブロン・ジェームズが時間ギリギリで決勝点のレイアップを狙った際、シュートハンドにファウルを受けるも審判の笛は鳴らず。ショットは外れ、試合はOTにもつれ込むこととなる。
試合最後のポゼッションなどでは、ディフェンダーに対するファウルの判定がやや緩くなる傾向にあるが、シューティングハンドへのコンタクトはいかなる場合でもファウルだ。レフリー協会も試合後に異例の速さで声明を出し、誤審があったことを認めている。レブロンは飛び跳ねまわりながら激しく抗議したが、もちろんその場で判定が覆ることはなかった。
もしファウルがコールされていたとしても、レイカーズの勝利が確定したわけではなく、レブロンがフリースローに失敗していたかもしれない。ただ失敗するチャンスすら与えられなかったというのは酷だ。延長戦に臨むうえで、気持ちの切り替えが一層難しいだろう。
レイカーズ怒り
試合後、チームメイトのアンソニー・デイビスは、罰金処分も辞さない物言いで審判を痛烈に批判。
「彼(レブロン)は間違いなくファウルされた。明らかだ。本当に馬鹿げている。とても許容できるものじゃない。賭けてもいいけど、今日の審判たちは責任を問われないだろう。正直、ズルをされた気分だ。今日の審判は最低の仕事をした」
またレブロンは、この日の試合だけでなく、普段からファウルコールをなかなかもらえないことについて苦言。
「分からない。1試合で二桁のフリースローを平均している選手たちと同じくらいペイントエリアを攻めているつもりだけど、なぜか僕だけが笛をもらえない。理解できないよ」
この日のレブロンは、41得点/9リバウンド/8アシストをマークしている。
ベバリーやらかし
この日の試合では、レブロンへのノーコールと同じくらい、パトリック・ベバリーのハイライトがSNSで話題となった。
ベバリーは第4Q残り52秒に逆転のスリーを沈めると、残り時間18.6秒にはプットバック・ダンクで得点。
ベバリーがダンクを決めること自体が極めて稀だ。
第4Q終盤の勝負所でファインプレイを連発したベバリーだったが、オーバータイム直前に暴走。レブロンのノーコール判定を受け、カメラを持って審判に詰め寄り、テクニカルファウルをコールされてしまう。
ボックススコア:「NBA」