レブロンとウェイドが最後の直接対決
NBAでは現地10日、ステイプルズ・センターでロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートが対決。終盤で僅差を争う大接戦の末、レイカーズが108-105でヒートを破り、今季成績を17勝10敗とした。
勝利したレイカーズは、カイル・クーズマがゲーム最多の33得点をマーク。ヒート(11勝15敗)は、ジャスティス・ウィンズロウがベンチから38分の出場で28得点をあげている。
レブロンとウェイドのラストダンス
ドウェイン・ウェイドがシーズン開幕前に今季限りでの引退を表明しているため、この日のレイカーズ対ヒートは、ウェイドとレブロン・ジェイムスにとって最後の公式戦対決となった。
試合は序盤から珍プレイの連発で、どこか緊張感に欠ける部分もあったが、終盤はシーソーゲームとなり最高に白熱。特に試合最後の数ポゼッションでレブロンとウェイドがマッチアップするシーンは鳥肌もので、コービーとレブロンの最後のマッチアップ以上に感慨深いものがあった。
この日の試合では、レブロンが28得点、12アシスト、9リバウンドをマーク。対するウェイドは15得点、10アシスト、5リバウンドと、それぞれオールラウンドな活躍を披露した。
「もしDウェイドがいなければ、僕は今ほどの功績を残せていなかっただろう。個人の成績だけを考えれば、今と同じ成功を収められているかもしれない。でも僕が最も重要視するチームとしての成功の面ではどうか?27連勝、4年連続ファイナル進出、そしてリーグ2連覇。言うまでもない。彼抜きでは達成できなかった」
– レブロン・ジェイムス
▼最後のポゼッション
「レブロンは僕のムーブを知り尽くしている。それで最後のショットを止められた。それほど僕たちはお互いを理解している。バスケットボールを愛する2人のコンペティター。お互いを尊敬し合い、切磋琢磨するのが大好き。16年のキャリアを通して、一緒にコートに立てたこと、そしてオン/オフコートの両方で大きなインパクトを残せたことが嬉しい」
– ドウェイン・ウェイド
▼第1Qにはウェイドのトリビュートビデオが上映
▼試合後にはユニフォームを交換
https://twitter.com/NBA/status/1072374419669041154
目頭が熱くなる…。
レブロンとウェイドは、同じ2003年ドラフトから長年にわたりリーグの顔を務めたレジェンドであり、元盟友かつ良きライバルで、オフコートでも大親友。2人ともNBAで3回の優勝経験を持ち、そのうちの2つはヒート時代に共に達成したものだ。
▼レブロンvsウェイド
レブロンとウェイドは、キャリア16シーズンで直接対決が合計31回。この日の試合結果により、レブロンが16勝15敗で勝ち越すこととなった。
ボックススコア:「NBA」