NBA人気アンケート調査でレブロンが1位に
人気面でもようやく世代交代の時がきたか?
米ESPNが実施した2013年NBA人気調査で、レブロン・ジェームズがコービー・ブライアントを抑え、4年ぶりの1位に輝いた。昨季のファイナルでヒロイックなパフォーマンスを披露し、ヒートを2連覇に導いたレブロンにとっては、当然の結果というべきか。
ESPNによると、レブロンは全体の12.9%の支持を獲得。同人気アンケート3連覇中だったコービー(12.5%)を僅差で破る形となった。
今回のアンケートではこの2人がダントツの人気となり、3位以降を大きく突き離している。3位はケビン・デュラント(3.6%)、4位はデリック・ローズ(2.8%)、5位はドウェイン・ウェイド(2.6%)という結果となった。
前回レブロンが1位に輝いたのは、キャブス在籍時代の2010年。ESPNによると、その時は15.6%の支持率を得ていたが、翌シーズンからヒートに移籍して以来、年々人気が衰えていったという。
移籍の発表を全国ネットの特番を組んで行った“ザ・ディシジョン(The Decision)”が、よほどの不評だったらしい。レブロンは一種のヒール的存在になり、アンチが急速に増えていった。NBAファンたちから「チョーカー(プレッシャーに弱い選手)」や「クイーン・ジェームズ」などと呼ばれていたのもちょうどそのころだ。
しかし、ヒート移籍後の2シーズン目にはMVPを獲得。面白いもので、ちゃんと結果を残せば人気は必ず後からついてくる。ヒートを優勝に導き、名実ともにナンバーワンだということを証明したあたりから、レブロンは一気にリスペクトを回復していった。
そして2連覇を果たした今では、アンチの声はほとんど聞こえない。レブロンは「キング」の肩書きを見事に取り戻した。
▼レブロン、2013年ファイナルのトップ10プレイ
今回の人気調査に際して、ESPNは12歳以上のアメリカ人6221人を対象に電話アンケートを実施している。
by Keith Allison via Flickr
ソース:「ESPN」