レブロンが通算得点でジョーダン超え
歴代NBA通算得点ランキングのトップ4が、レイカーズのユニフォームを着たことのある選手で埋め尽くされることとなった。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスは現地6日、ステイプルズ・センターで行われたデンバー・ナゲッツ戦で31得点をマーク。キャリア通算得点で3万2311点に到達してマイケル・ジョーダンの記録を上回り、歴代4位に浮上した。
レブロンは第2Q中盤にカウント・ワンスローのバンクショットを決め、子供の頃のヒーローだったジョーダン超えを達成。現在レイカーズはプレイオフレース脱落の瀬戸際にあり、この日も前半から二桁点差ビハインドとファンにとって不安だらけの状況だったが、この時ばかりはステイプルズセンターから割れんばかりの大歓声が響いた。
ジョーダン超え達成の直後にタイムアウトがコールされた際、レイカーズはレブロンのトリビュートビデオを上映。歓喜の涙を流すレブロンの姿が見られた。
The @Lakers congratulate @KingJames on becoming 4th all-time in career points! #LakeShow pic.twitter.com/Zgky3FO17e
— NBA (@NBA) 2019年3月7日
「キャリアを通して達成してきたことの中で、これ(ジョーダン超え)は優勝と並んでトップクラスに嬉しい。オハイオ州アクロンで生まれ育ち、インスピレーションとポジティブな影響を与えてくれる存在を必要としていた僕にとって、MJ(ジョーダン)はまさにその人だった。子供の頃はMJに憧れ、彼のようになりたいと思った。MJのようにフェイダウェイを打ち、MJのように舌を突き出しながらダンクを決めたかった。そしていつかMJのように子供に憧れられる存在になりたいと思っていた。本当に信じられないし、言葉では言い表せないよ」
– レブロン・ジェイムス
この日のレブロンは、「レブロン 16」を「Air Jordan 3(エア ジョーダン3)」のホワイトセメント風にアレンジしたオリジナルデザインのスニーカーを着用。左足のソール部分には「Thank you M.J. 23」と書かれていた。
Thank You MJ – @KingJames pic.twitter.com/iAAzc8ZQDl
— NBA (@NBA) 2019年3月7日
▼歴代NBAの3万点達成者
プレイヤー | 通算得点 | |
1 | カリーム・A・ジャバー | 38387 |
2 | カール・マローン | 36928 |
3 | コービー・ブライアント | 33643 |
4 | レブロン・ジェイムス | 32311 |
5 | マイケル・ジョーダン | 32292 |
6 | ウィルト・チェンバレン | 31419 |
7 | ダーク・ノビツキー | 31364 |
レブロンがこのまま大きな怪我をすることがなければ、来季中盤にもコービー・ブライアントを超えて3位に浮上するだろう。歴代首位のカリーム・アブドゥル・ジャバーとの差は6000点以上があるが、1シーズンにつき約2000点を積み上げてきたレブロンにとっては決して手の届かない領域ではない。
▼大親友のドウェイン・ウェイドから祝福のメッセージ
「可能かもしれないと言われ続け、ついにそれを実現した。おめでとう。君のキャリアはまだ終わっていないし、まだ続いていく。でも実感してほしい。たった今君が追い抜いたのはジョーダンだということを」
– ドウェイン・ウェイド
また新たなレガシーを打ち立てたレブロンだが、この日のレイカーズは1度もリードを奪うことなく115-99でナゲッツに惨敗。イングラム、クーズマ、ボールの若手コアが不在ながらも、レブロンが31得点/7アシスト/7リバウンドで奮闘し、第4Q残り10分で2点差にまで迫ったが、そこからオフェンスが大失速してしまった。
これでレイカーズはシーズン残り17試合で8位のクリッパーズから6.5ゲーム差。すでにプレイオフ進出の望みは薄く、ここから無敗を維持する奇跡を起こしても生き残れるかどうかはわからない。
▼なんであえて客席に座る?
ボックススコア:「NBA」