“センター・レブロン”が30得点トリプルダブルで大活躍、レイカーズ連敗脱出
ロサンゼルス・レイカーズが現地28日、敵地トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツと対戦。大部分で一桁点差を争う接戦の末に132-123でロケッツを下し、連敗を5で終わらせた。
この日のレイカーズでは、レブロン・ジェームズが19シーズンのキャリアで初めてセンターポジションで先発出場。39分のプレイタイムでFG19本中11本成功から32得点/11リバウンド/11アシストを記録する大活躍を見せた。
▼レイカーズのスターティングラインアップ
- PG:ラッセル・ウェストブルック
- SG:エイブリー・ブラッドリー
- SF:マリック・モンク
- PF:スタンリー・ジョンソン
- C:レブロン・ジェームズ
この試合でのレイカーズはドワイト・ハワードとデアンドレ・ジョーダンのセンターを一切起用せず、レブロンもしくはカーメロ・アンソニーが5番に入るスーパースモール・ラインアップを終始徹底。当然ながら守備力が低下し、今季ウェスト最下位のロケッツに123点を許す形となったが、それでもリバウンド数48-30で大きくロケッツを上回った。
オフェンスで常にミスマッチを誘発できるレブロンセンターのユニットは破壊力抜群。ただその分、レブロンの負担も尋常じゃない。この日の試合では、相手のビッグマンとマッチアップしつつスクリーンを何度もセットするなど、体を張る仕事が多かった。12月に入ってからのレブロンは毎試合で40分近くプレイしており、プレイオフまでに潰れてしまわないか少し心配になる。
なお今季のレブロンは、レイカーズ移籍後で最多となる27.6得点を平均。19年目の選手がシーズン平均27得点以上を記録するのはまさに前代未聞で、他のレジェンドたちの数字と比較するとその凄さが良く分かる。
▼19年目選手の歴代平均得点ランキング
- レブロン・ジェームズ(2021-22):27.6得点
- コービー・ブライアント(2014-15):22.3得点
- カリーム・アブドゥル・ジャバー(1987-88):14.6得点
- ダーク・ノビツキー(2016-17):14.2得点
- カーメロ・アンソニー(2021-22):13.5得点
- カール・マローン(2003-04)13.2得点
レイカーズ(17勝18敗)はレブロンの他、ラッセル・ウェストブルックが24得点、13リバウンド、10アシストで勝利に大貢献。レイカーズの選手二人が同時にトリプルダブルを達成するのは、1982年のマジック・ジョンソンとカリーム・アブドゥル・ジャバー、2018年のレブロンとロンゾ・ボールに次いで、今回が球団史上3回目となる。
ボックススコア:「NBA」