レブロンがOTにブザービーター、キャブスが記録的な試合に勝利
クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスが、延長戦に及んだ現地7日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で35得点、15アシスト、10リバウンドを記録し、キャリア64回目(レギュラーシーズン)、今季9回目のトリプルダブルを達成。OTのラストポゼッションでは攻守で決勝プレイを決め、キャブスに劇的な勝利をもたらした。
リードチェンジを34回繰り返す大接戦となったこの日の対決は、レブロンが正念場で“キング”の実力を遺憾なく発揮してファインプレイを連発した。
キャブスの3点ビハインドで迎えた第4Q残り45秒に同点のスリーを沈めて、試合をオーバータイムに持ち込むと、OT残り1.3秒では、ジミー・バトラーのレイアップをブロックして、ウルブズの決勝アテンプトを阻止。
▼見事すぎる読み
続く残り1秒でのタイムアウト明けのポゼッションでは、レブロンがバックコートからのインバウンドパスをフリースローラインあたりで受け取り、終了のブザーと同時に決勝点となるターンアラウンド・フェイダウェイを沈めた。
▼レイトナー!!
勝利したキャブスはレブロンの他、J.R.スミスが20得点、トリスタン・トンプソンが17得点と、今季不調気味だった2人が活躍。ルーキーのセディ・オスマンは、エネルギッシュなプレイでチームを盛り上げつつ、クラッチタイムにはアイザイア・トーマスの代わりに守備要員を務めるなどして勝利に貢献した。敗れたウルブズは、ジミー・バトラーが35得点、カール・アンソニー・タウンズが30得点/10リバウンドをあげている。
スリーで新記録
この日の試合では、両チームともスリーポイントショットが絶好調で、キャブスは41本中21本、ウルブズは33本中19本に成功。両チームの間で10選手が2本以上のスリーを沈め、タウンズは6本中6本を決めた。1試合で合計40本のスリー成功が記録されたのはNBA史上初となる。
レブロンがリバウンドで球団1位
この日の試合で、レブロンはキャブスでのキャリア通算リバウンド5907本に到達し、ジードルーナス・イルガウスカスの記録を抜いて歴代キャブス1位に浮上。マイケル・ジョーダン(ブルズ)、ケビン・ガーネット(ウルブズ)に次いで、通算得点、通算アシスト、通算リバウンドの3項目で球団歴代最多記録を保持する3人目の選手となった。
ボックススコア:「NBA」