リラードがバブル最多の61得点、ブレイザーズ8位浮上
2日前の試合で51得点を獲得したばかりのデイミアン・リラードが、現地11日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ対ダラス・マーベリックス戦で今季リーグ最多タイの61得点をマーク。ブレイザーズは大接戦の末に134-131でマブスを破り、プレイオフに向けた貴重な1勝を手にした。
この試合でのリラードは、41分の出場で9本のスリーを含む32本中17本のフィールドゴールを成功させ、さらに8アシストを記録。前の試合と同様に終盤での活躍ぶりが凄まじく、ブレイザーズが第4Qに獲得したピリオド36点中30点が、リラードの得点(22点)もしくはアシスト(スリー2本とダンク1本)によるものだ。
▼Dame Time再び
マブスは、ティム・ハーダウェイJr.をはじめ、トレイ・バークやドリアン・フィニー・スミス、MKGなど、あらゆるタイプのディフェンダーをリラードのガードに回していたが、どの選手も全く通用せず。そもそも守備戦略自体が、リック・カーライルHCとは思えないほど杜撰だった。
この日のマブスは、リラードのピック&ロールに対して、基本的にマークマンをスクリーン・オーバーさせつつ、ビッグマンを3Pラインの内側に深く陣取らせるコンサバティブな守備を展開。プルアップ・スリーが超得意なリラードに対しては自殺行為に近い戦略だと思う。
▼これとか
▼これとか
さすがにこのままではマズいと思い知ったのか、マブスは第3Q終盤あたりからビッグを外に出すなりスイッチさせるなりしてアジャストしたが、リラードはそれをことごとく突破。
前に出てきたマブスビッグに対して、鋭いペネトレーションからドライブを仕掛け、リムでの得点やキックアウトからのアシストに繋げていた。
史上2人目
今季のリラードは、マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントでも届かなかった大快挙を成し遂げた。
この日の61得点は、リラードにとって今季3回目の60点ゲーム。1シーズンに60得点超えを3回以上達成した歴代選手は、リラードの他に1961-62(15回)と1962-63(9回)のウィルト・チェンバレンしかいない。
▼61得点目は奇跡の一発
ボックススコア:「NBA」