ルカ・ドンチッチが3点フローターで逆転のブザービーター!
“Luka Magic”再び。ルカ・ドンチッチが、難易度マックスのスーパーショットで奇跡的な勝利を呼び寄せた。
ダラス・マーベリックスの2点ビハインドで迎えた現地14日のメンフィス・グリズリーズ戦残り1.8秒、ドンチッチはお気に入りのスポットである左ウィングでインバウンズパスをキャッチ。ワンドリブルで守備を突破する際にバランスを崩してしまうが、体勢を立て直す時間がなかったため、転びそうになりながらショットクロックぎりぎりで3Pラインからワンハンドのシュートをリリースする。
得意の“ステップバック”ではなく“ステップ・フォワード”からゲームウイナー。ドンチッチの3点フローターは終了のブザーと同時にネットをくぐり、マブスに劇的な逆転勝利をもたらした。
ドンチッチによると、最後のショットを放つ瞬間はリムすら見えていなかったとのこと。試合後、「ショットが決まったことに自分でもすごく驚いた。最高の気分だったよ」とコメントしている。
まさにミラクルショット。マブスのブザービーターとしては、2012年にダレン・コリソンが片足で決めた同点弾に勝るとも劣らないクレイジーなショットだ。
▼コリソン、2012年
リアルタイムで試合を見ていたらしいレブロン・ジェームズも驚いたようで、ドンチッチのブザービーターが決まった直後に、大好きな絵文字をふんだんに使いながら「WOW WOW WOW!!!!!」と興奮気味のツイートを投稿した。
このミラクルショットは、結果として今年のプレイオフシーディングを大きく左右するビッグショットになるかもしれない。
これでマブスは、ついにシーズン30勝に到達すると同時に、グリズリーズに対して今季2勝0敗(直接対決は残り1試合)でタイブレーカーを獲得。ウェスト6位のブレイザーズまで1ゲーム差に迫った。
もしドンチッチのブザービーターがなければ、8位のグリズリーズに0.5ゲーム差まで詰め寄られていたところだ。
この日のマブスは、ドンチッチが29得点/9アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点でチームを牽引した。
一方で敗れたグリズリーズは、グレイソン・アレンが23得点、ヨナス・バランチュナスが19得点/15リバウンド(7オフェンスリバウンド)で奮闘。
第4Q残り2.2秒には、2点リードでボーナスフリースローを獲得と、ほぼ勝利が確定していた状況だったが、今季FT成功率91%のグレイソン・アレンが連続でフリースローに失敗するというイレギュラーが起きてしまい、それがドンチッチのブザービーターに繋がった。
ボックススコア:「NBA」