マヌ・ジノビリが残り5秒に決勝スリー
GINOOOBILIII!!!!!!!!!!(ジノービリィィィィィ!!!!!!!!!)
現地8日にAT&Tセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ対ボストン・セルティックスの試合は、終盤の1~2ゴール差を争う大接戦の末、同点で迎えた残り時間5秒に、マヌ・ジノビリが右ウィングから決勝弾となるスリーポイントショットに成功。スパーズが105-102で今季リーグ首位のセルティックスを破った。
この日のジノビリは、25分の出場で11得点、3アシストを記録。試合後、アル・ホーフォードの上から放ったレインボーショットについて、「運が味方した」と話している。
「ホーフォードが素晴らしい守備でショットにチャレンジした。だからいつもより高く放ったんだ。少し高い軌道で打って、それが決まった。運も味方したと思う。通常とは違う形のショットだったからね」
– マヌ・ジノビリ
▼前半にはスリーでハーフタイムブザービーター
なお、Elias Sportsによると、ジノビリが第4Qもしくはオーバータイムの残り10秒以下でのポゼッションで、リードをもたらすスリーを成功させたのは、今回がレギュラーシーズンキャリア初。プレーオフでは、ウォリアーズとの2013年ウェスタンカンファレンス・セミファイナル第1戦で、第2OT残り1.2秒に逆転決勝スリーを沈めている。
スパーズ(18勝8敗)はジノビリの他、オフェンスでホーフォードを圧倒したラマーカス・オルドリッジがチームハイの27得点/10リバウンド、パウ・ガソルが14得点/11リバウンド、ルディ・ゲイが15得点/8リバウンドと、先発フロントコートが大活躍。オルドリッジ、ガソル、ゲイの3選手だけで12オフェンスリバウンドを獲得している。
復帰5試合目となったトニー・パーカーは、FG10本中5本成功の11得点、5リバウンド、4アシストと好調だったが、スパーズはまだパーカーの出場時間を20分以下に抑えていくつもりらしく、第4Q終盤のクラッチタイムはベンチでチームを見守った。
▼終盤の大接戦
前半に2本のスリーを沈めたダニー・グリーンは、第2Q終盤に脚の付け根を軽く負傷したため、後半は出場せず。グリーンの代わりに後半をスタートしたブライン・フォーブスは、大部分でカイリー・アービングのガードを任されながら、勝負所でスティールを獲得するなど貢献し、2本のスリー成功から6得点をあげている。
「言うまでもなく、フォーブスは素晴らしいシューターであり、それが彼のメインスキルだ。だが最近は、クローズアウトに対してドライブを仕掛けることも学んでおり、パスが出せるようになってきた。守備でもとてもハードにプレイしていたよ」
– グレッグ・ポポビッチ
シーズン5敗目を喫したセルティックス(22勝5敗)は、アービングがゲームハイの36得点を記録。ホーフォードは2得点に終わり、さらにアーロン・べインズが第3Q終盤に負傷退場と、ビッグマンが大苦戦したが、その一方でジェイソン・テイタムが20得点、ジェイレン・ブラウンが15得点、テリー・ロジアーが13得点と、若手ウィングたちが奮闘した。
▼ブラウンのプットバック
セルティックスがウェスタンカンファレンスのチームに敗れたのは、この日のスパーズ戦が今季初となる。
ボックススコア:「NBA」