ダラス・マーベリックスが11年ぶりのカンファレンス準決勝進出
NBAでは現地4月28日、ウェスト4位シードのダラス・マーベリックスと5位シードのユタ・ジャズがビビント・アリーナで対戦。マブスが終盤の大接戦を制し、4勝2敗で第1ラウンドを勝ち抜いた。
マブスが第1ラウンドを突破するのは、球団史上初の優勝を果たした2011年以来11年ぶり。ルカ・ドンチッチにとっては、キャリア初めてのカンファレンス準決勝進出となる。
この日の試合では、ハーフタイムで12点ビハインドを背負っていたマブスが第3ピリオドを36-19で上回る猛反撃をみせ、第4残り6分25秒で8点リードを奪取。対するジャズはそこから14-6のランで巻き返し、残り時間2分30秒で同点に迫った。
▼終盤の攻防
マブスは残り2分にジェイレン・ブランソンのスリーですぐにリードを奪い返すと、そのまま最後まで逆転を許さず。ジャズはラスト1分間で何度も試合をひっくり返すチャンスを手にするが、スリー失敗やターンオーバーでチャンスをものにできず、マブスに1ゴール差で逃げ切られた。
敵地でシリーズを制したマブスは、ドンチッチとブランソンがそれぞれゲームハイの24得点をマーク。前の試合と同じく、5アウトのスモールラインアップを軸に流れを引き寄せ、その布陣で守備の要となったドリアン・フィニー・スミスが18得点/10リバウンド/5アシストと攻守で勝利に貢献している。
一方で第1ラウンド敗退となったジャズは、ドノバン・ミッチェルが23得点/9アシスト、ボヤン・ボグダノビッチが19得点。ラストプレイでは、タイムアウト明けのインバウンズパスから見事なセットプレイで逆転勝利のチャンスを作り出すが、ボグダノビッチが左ウィングから放ったオープンスリーは惜しくも外れてしまった。
▼2重のフレア・スクリーンからフリーに
ミッチェル&ゴベアのコアでウェストの強豪チームとしての地位を確立するも、プレイオフではいまいち振るわなかった近年のジャズ。今年のオフシーズンでは、ついに大きなロスターチェンジがあるかもしれない。
同日のNBAでは、フィラデルフィア・76erがトロント・ラプターズとのシリーズ第6戦に勝利し、イースト準決勝に進出。今年のカンファレンス準決勝は、現地5月1日から始まる。
ボックススコア:「NBA」