ボバン・マリヤノヴィッチとティム・ハーダウェイJr.がマブスと再契約へ
ルカ・ドンチッチが東京オリンピックを席巻する中、遠く離れたアメリカでは、ダラス・マーベリックスが今夏FA初日からさっそく大仕事をした。
ESPNによると現地8月2日、FAになっていたガードのティム・ハーダウェイJr.とセンターのボバン・マリヤノヴィッチの2選手がマブスと再契約を結ぶことで合意。それぞれの契約内容は、ハーダウェイJr.が4年/7400万ドルで、マリヤノヴィッチが1年契約(年俸は不明)だという。
昨季のハーダウェイJr.はレギュラーシーズン70試合で16.6得点、スリー成功率39.1%を平均。プレイオフ7試合では平均17.0得点、スリー成功率40.4%とさらにシュートの精度を上げ、チーム第2のスコアラー/フロアスペーサーとして活躍した。
元々クリスタプス・ポルジンギスのトレードで“おまけ”もしくは“不良債権”的な存在だったハーダウェイJr.。今ではすっかりチームにとって欠かせない存在となっている。マブスにおけるハーダウェイJr.の役割を考えれば、4年/7400万ドル(年俸1850万ドル)はかなりお得な契約だと思う。
▼4月のピストンズ戦ではキャリアハイ42得点
昨季のマリヤノヴィッチは、レギュラーシーズンで33試合出場とあまり活躍の機会がなかったが、プレイオフでは7試合中3試合に先発出場して11.8得点、8.0リバウンドを平均。マブスロスターの中でも特にドンチッチと仲が良く、ファンからの人気も高い。オン/オフコートの両方でチームを盛り上げる存在だ。
現在東京にいるドンチッチも、マリヤノヴィッチのチーム残留を喜んでいるに違いない。
さらに同日のマブスは、レジー・ブロック(ニックス)とスターリング・ブラウン(ロケッツ)のウィング2選手からも契約合意を取り付けたとのこと。現地メディアによると、契約内容はブロックが3年/3050万ドル、ブラウンが2年/620万ドルだという。
今夏FA初日にマブスが契約/再契約合意したガード3選手の昨季スリー成功率は:
- ティム・ハーダウェイJr.:39.1%
- レジー・ブロック:41.0%
- スターリング・ブラウン:42.3%
カイル・ラウリーなどビッグネームの獲得には失敗した今オフのマブスだが、その一方で優秀なシューターを集めることに成功。ドンチッチを成功率40%レベルの3Pシューターで囲むラインアップはリーグ屈指の破壊力になるはずだ。
参考記事:「ESPN」