ナゲッツ新人のマイケル・ポーターJr.がキャリアハイ37得点!
NBAでは現地3日、ウェスタンカンファレンス3位のデンバー・ナゲッツと6位のオクラホマシティ・サンダーが対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、ナゲッツが121-113でサンダーを破り、シーズン再開後の初白星を手にした。
前の試合と同様に、ジャマール・マレー、ゲリー・ハリス、ウィル・バートンの主力ガード/ウィング3選手が欠場していたこの日のナゲッツ。そんな満身創痍のロスターで試合に臨む中、最高のパフォーマンスでステップアップしてチームの勝利に大貢献したのが、ルーキーのマイケル・ポーターJr.だ。
この日のポーターJr.は、44分の出場で16本中12本のフィールドゴールに成功。キャリアハイの37得点、12リバウンドのダブルダブルをマークする大活躍を見せた。
もともとポーターは、次世代スター候補の1人として高校時代から将来を有望視されていた選手。サイズと身体能力を持ち合わせた長身のフォワード(身長208cm)で、高校当時はリクルートランキングのトップ。特に得点力とボールハンドリングが高く評価されていた。
だがNCAAのデビュー戦で椎間板ヘルニアを発症してカレッジシーズンをほぼ全休すると、2018年NBAドラフトでは全体14位指名にまで転落。さらに本来ならばプロ1年目となるはずだったNBA2018-19シーズンも、腰のリハビリのため全休することとなった。
今季のポーターJr.は50試合で8.1得点、4.2リバウンド、FG成功率50.3%を平均。選手層の厚いナゲッツにおいて、リーグ中断となるまでのレギュラーシーズンではプレイタイムが安定しなかったが、プレシーズンを含むシーズン再開後の試合では、本来のポテンシャルの高さを発揮しつつある。
椎間板ヘルニアは本当に地獄だ。ポーターJr.が二度と腰の怪我に苦しむことがないよう祈りたい。
スキニー・ヨキッチ
ナゲッツはポーターJr.の他、ニコラ・ヨキッチが30得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成。
シーズン中断前と比べて、かなり“細く”なっている印象だが、パフォーマンスに影響はない様子。この日の試合でも、OKCのスティーブン・アダムスをポストアップからインサイドで何度も圧倒していた。
ボックススコア:「NBA」