NBAアワード2017: オール・ディフェンシブ・チームとオール・ルーキー・チーム
NBAでは現地26日、史上初のシーズンアワード表彰式『NBA Awards』に先立って、2016-17のオール・ディフェンシブ・チームとオール・ルーキー・チームの選出者が発表された。
NBAメディア関係者100人による投票の結果、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンがファーストチーム票で100票中99票を獲得し、最多ポイントでファーストチームに選出(キャリア3度目)。そこにユタ・ジャズのルディ・ゴベールとサンアントニオ・スパーズのカワイ・レナードが、他に大差をつける形で続いた。
ゴベールは今回がキャリア初のオール・ディフェンシブ・チーム入り。レナードは3シーズン連続でのファーストチーム選出となる。
他にはガードポジションで、ロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポール(9回目)とヒューストン・ロケッツのパトリック・ビバリー(2回目)がファーストチーム入りを果たした。
▼2017オール・ディフェンシブ・1stチーム
プレイヤー | 1位/2位票 | Pts |
ドレイモンド・グリーン | 99/- | 198 |
ルディ・ゴベール | 97/2 | 196 |
カワイ・レナード | 93/6 | 192 |
クリス・ポール | 61/18 | 140 |
パトリック・ビバリー | 38/34 | 110 |
▼2ndチーム
プレイヤー | 1位/2位票 | Pts |
トニー・アレン | 17/46 | 80 |
ダニー・グリーン | 21/26 | 68 |
アンソニー・デイビス | -/58 | 58 |
アンドレ・ロバーソン | 3/47 | 53 |
ヤニス・アデトクンボ | 7/21 | 35 |
セカンドチームでは、スパーズのダニー・グリーン、サンダーのアンドレ・ロバーソン、バックスのヤニス・アデトクンボがキャリア初選出。スパーズの選手でオールディフェンシブ・チーム入りするのは、ダニー・グリーンが球団史上8人目となる。
オール・ディフェンシブ・チームの常連となっているグリズリーズのトニー・アレンは、3年連続、キャリア6回目の選出だ(2年前はファーストチーム)。
ブラッドリーとクレイが選出漏れ
セルティックスのエイブリー・ブラッドリー(46ポイント)とウォリアーズのクレイ・トンプソン(45ポイント)は、それぞれ合計ポイントでアデトクンボを上回っていたものの、ガードポジションで選出ならず。特に、昨季にファーストチーム入りしたブラッドリーの選出漏れについては、チームメイトのアイザイア・トーマスが「クレイジーだ!」とTwitterで苦言を呈した他、ブレイザーズのC.J.マッカラムは「ブラッドリーが入ってないなんてふざけてるよ」とツイートし、デイミアン・リラードも「奴らは実際に試合を見ていないのさ」と賛成した。
ITに1票
予想外の選手が票を獲得するのは毎年のことだが、特に今年は多くのファンが首をかしげている。セルティックスのアイザイア・トーマスに、セカンドチーム票が1票入っていたのだ。どこの誰だかわからないが、トーマスに票を投じた理由を聞いてみたい。
オール・ルーキー・チーム
プレイヤー | 1位/2位票 | Pts |
マルコム・ブログドン (バックス) |
100/- | 200 |
ダリオ・サリッチ (76ers) |
100/- | 200 |
ジョエル・エンビード (76ers) |
82/7 | 171 |
バディ・ヒールド (キングス) |
63/28 | 154 |
ウィリー・エルナンゴメス (ニックス) |
44/40 | 128 |
バックスのマルコム・ブログドンと76ersのダリオ・サリッチが、それぞれ満票でファーストチーム入り。ドラフトから3年目でついにNBAデビューを果たしたジョエル・エンビードは、わずか31試合の出場にとどまったものの、今季ルーキーの中ではダントツのインパクトを残し、全体で3位票数を獲得した。
エンビードと同じく出場試合数が少ないながらも大活躍したマブスのヨギ・フェレルは、オール・ルーキー・2ndチームに選出されている。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」