2017オールNBAチーム: ハーデンが満票で1stチーム選出
NBAが現地18日、2016-17シーズンのオールNBAチーム選出者15名を発表した。
100人のメディア関係者による投票の結果、昨季に選出漏れしたロケッツのジェイムス・ハーデンが今季唯一の満票(500ポイント)でファーストチーム入り。他にはガードポジションでシーズントリプルダブルを達成したラッセル・ウェストブルック(498ポイント)、フォワードポジションでレブロン・ジェイムス(498)とカワイ・レナード(490)、センターポジションではペリカンズのアンソニー・デイビス(343)が1stチームに選ばれた。
▼2017年1stチーム
プレーヤー | Pts | |
G | ジェイムス・ハーデン | 500 |
G | ラッセル・ウェストブルック | 498 |
C | アンソニー・デイビス | 343 |
F | レブロン・ジェイムス | 498 |
F | カワイ・レナード | 490 |
▼2ndチーム
プレーヤー | Pts | |
G | ステフィン・カリー | 290 |
G | アイザイア・トーマス | 236 |
C | ルディ・ゴベール | 339 |
F | ケビン・デュラント | 239 |
F | ヤニス・アデトクンボ | 258 |
▼3rdチーム
プレーヤー | Pts | |
G | ジョン・ウォール | 125 |
G | デマー・デローザン | 62 |
C | デアンドレ・ジョーダン | 54 |
F | ドレイモンド・グリーン | 134 |
F | ジミー・バトラー | 102 |
▼投票の詳細
- レブロンにとってはキャリア通算11回目のオールNBAファーストチーム入り。選出回数でコービー・ブライアント、カール・マローンと並び歴代最多となった
- 複数のプレイヤーが選出されたチームはウォリアーズのみ(カリー、デュラント、グリーン)
- ポール・ジョージが選出漏れ: ジョージが選出されていれば、ペイサーズは今夏に5年/2億0700万ドルのスーパーマックス延長契約を提示できるはずだったが、これで今夏にできる最大のオファーは5年/1億7700万ドルとなった。スーパーマックスでの延長契約オファーは、ジョージの引き留め交渉において利点の一つになるはずだったので、ペイサーズとしてはかなり痛い。なお来季にジョージがオールNBAチームに選出されれば、2018年にスーパーマックスの対象選手となり、ペイサーズは他のチームよりも年棒にして約900万ドル上乗せのマックス契約をオファーできるようになる。ただ、もし来季も選ばれなかった場合、2018年のFAでペイサーズに残留するメリットがさらに少なくなるので、チームにしてみれば何の見返りもなしにフランチャイズスターを失うリスクがある。ペイサーズは今のうちにジョージのトレード放出も視野に入れなければならない
- ジャズのゴードン・ヘイワードもジョージと同じく、オールNBAチーム選出漏れでスーパーマックスの対象外となった。今夏のヘイワードの選択肢は3つ。来季のプレイヤーオプションをオプトインして、2018年のFAでジャズとのスーパーマックス契約を狙うか(条件はオールNBAチーム、MVP、DPOYのいずれか)、今夏にジャズと5年/1億7600万ドルの延長契約を結ぶか、あるいはオプションを破棄して他のチームに移籍するか(マックスで4年/1億3000万ドル)
- 2年前はフォワードとして選出されたアンソニー・デイビスが、今年はセンターとして選出。デイビスのポジションがPFかCかは少し意見の分かれるところだが、Basketball Referenceによると、今季のデイビスは出場時間の約64%をセンターとしてプレイしており、デマーカス・カズンズが加入してからはPFに入る時間帯が増えた
- レブロンに2ndチーム票が1票、レナードに3rdチーム票が1票入っているが、なんで…?
- マルク・ガソルやデマーカス・カズンズ、カール・アンソニー・タウンズを抑えて、デアンドレ・ジョーダンが3rdチームのセンターに選ばれたのは驚き
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」