デンバー・ナゲッツがレイカーズの猛反撃退けシリーズ初勝利
デンバー・ナゲッツが現地22日、0勝2敗で臨んだロサンゼルス・レイカーズとのウェスタンカンファレンス・ファイナル第3戦に114-106で勝利。
逆転ブザービーターでの決着という惜敗を喫した第2戦から立て直し、シリーズを1勝2敗とした。
この日の第3戦は、過去2試合とはゲームの流れが少し異なり、ナゲッツが序盤からペースを掌握。第4Q序盤には最大で20点リードを奪取する。
そのままワンサイドゲームに終わりそうな展開だったが、そこからナゲッツはターンオーバーなどミスを連発して大失速。その隙にレイカーズは21-4のランで猛反撃を仕掛け、残り時間5分を切ったところで1ゴール差まで迫った。
完全にメルトダウンしたかに思われたナゲッツだが、残り2分からの勝負所でジャマール・マレーがステップアップ。2連続のステップバックスリーやジャンプパスでの絶妙なアシストなど、クラッチプレイを連発して、ナゲッツのシーズンを救った。
ナゲッツは、マレーが28得点/12アシスト、ニコラ・ヨキッチが22得点/10リバウンドと、スター2選手がそれぞれダブルダブルを達成。ジェレミー・グラントは、試合を通してレブロン・ジェイムスもしくはアンソニー・デイビスをガードしつつ、FG11本中7本成功から22得点をマークと大活躍だった。
ナゲッツは他に、控えガードのモンテ・モリスが20分の出場で14得点と勝利に貢献。チーム全体では、リバウンド数44-25でレイカーズを大きく上回っている。
ミルサップがレブロンに初勝利
ナゲッツがレイカーズとの第3戦に勝利したことにより、ついにポール・ミルサップがレブロン・ジェイムスに一矢報いた。
ミルサップはアトランタ・ホークス在籍時代に、プレイオフでレブロン率いるクリーブランド・キャバリアーズと2度対戦。どちらのシリーズもスウィープ敗退に終わり、さらに今年のウェスト決勝もナゲッツの2連敗で始まったため、ミルサップの対レブロンのポストシーズン成績は0勝10敗となっていた。
敗れたレイカーズは、レブロンが30得点/11アシスト/10リバウンドのトリプルダブル、アンソニー・デイビスが27得点で奮闘。チーム全体ではシューティングが絶負傷で、スリー成功率23.1%(26本中6本)、フリースロー成功率63.6%(22本中14本)に終わっている。
試合を通してオフェンスのリズムを掴めなかったレイカーズだが、第4Qに守備をゾーンディフェンスに切り替え、流れを変えたところは良かった。それから、デイビスがセンターのスモールラインアップ時には、もっとレブロンとデイビスのピック&ロールをやってもいいと思う。
ボックススコア:「NBA」