サンダーがグラントをトレード放出、本格的な再建突入か?
オクラホマシティ・サンダーはここからチーム解体&再建に乗り出すのか?
サンダーは現地8日、デンバー・ナゲッツとの間でトレードが成立したことを発表。サンダーはフォワードのジェレミー・グラントを放出し、ナゲッツから2020年ドラフト1巡目指名権を獲得した。
今オフのサンダーは、オールスターのポール・ジョージに続いて、先発PFのグラントを放出。その見返りとして、合計で6つのドラフト1巡目指名権を獲得し、さらに来季サラリーの大幅な削減に成功した。今回のグラントのトレードにより、来季サンダーはタックスとサラリーを合わせて約3900万ドルを節約できる。
主力放出で将来のアセットをかき集めた今夏サンダーの動向から導き出される答えは、本格的な再建突入。フランチャイズスターのラッセル・ウェストブルックがオフシーズン中にチームを移る可能性も高くなってきた。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、サンダーのサム・プレスティGMはウェストブルックの代理人とトレードの選択肢について協議しているとのこと。ウェストブルック側としては、もしトレードされるなら優勝を狙えるチームへの移籍を望んでいるという。
ただウェストブルックのトレード先を見つけるのは簡単ではない。ウェストブルックは今年で31歳で、マックスサラリーでの契約が残り4年。契約最終年となる2022-23シーズンでは、34歳のウェストブルックに年俸約4700万ドルという巨額のサラリーを支払うことになる。
なお報道によれば、マイアミ・ヒートがウェストブルック獲得に関心を示している様子だ。
参考記事:「NBA」