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マーカス・モリス スパーズ
2019 7 10

スパーズがモリス獲得、今夏FAでウィング層と守備力を強化

スパーズ, ダービス・バータンス, マーカス・モリス 0

レイカーズやクリッパーズ、ネッツ、ウォリアーズらスーパースターが動いたチームが話題をかっさらうこととなった2019年のNBAフリーエージェンシー。その陰で、キャップスペース事情から傍観を決め込むと思われていたサンアントニオ・スパーズが、地味ながらも確実な戦力アップに成功している。

スパーズは現地6日、フォワードのマーカス・モリスと契約合意。契約内容は2年/2000万ドルで、2年目がプレイヤーオプションだという。

モリスと契約を結ぶにあたり、キャップスペースに余裕がなかったスパーズは、FA解禁初日ですでに合意に達していたデマーレ・キャロルとの契約手順を変更。

もともと2年/1300万ドルのFA契約でチームに加入するはずだったキャロルだが、ネッツとウィザーズとの3チームトレードでの移籍という形に変わり、キャロルの新契約は3年/2100万ドルに更新。その過程でスパーズはモリス獲得のためのサラリーダンプとして、シューターのダービス・バータンスを放出することとなった。

昨季のモリスはセルティックスで75試合に出場し、13.9得点、6.1リバウンド、スリー成功率37.5%を平均。アイソレーションからスポットアップスリーまで何でもこなせるオールラウンダーであり、オンボールの守備にも強い。昨季のスパーズにやや足りなかったタフネスをチームにもたらしてくれるはず。

バータンス放出で貴重なシューターを失うのは痛い。だが昨季のスパーズで問題だったのは、オフェンスではなくディフェンス(特にピック&ロールの守備!)だった。

鉄壁の守備は近年スパーズのアイデンティティのようなもので、2012年から2018年の6シーズンに渡りディフェンシブレーティング(100ポゼッション当たりの失点)で常にリーグトップ4の数字を記録。しかし2018-19シーズンはカワイ・レナードとダニー・グリーンの移籍、デジャンテ・マレーの負傷全休などが影響し、リーグ20位まで大転落してしまっている。

今夏FAでの人事により、スパーズのフォワードデプスとディフェンスが強化されたのは間違いない。ダンテ・カニンガムとクインシー・ポンデクスター、バータンスの3選手が、モリスとキャロルに入れ替わると考えれば頼もしい限りだ。

今夏スパーズは他にルディ・ゲイとも再契約。来季はオールディフェンシブチームのマレーも復帰する。

来季スパーズのロスターは(ルーキー除く):

  • PG:デジャンテ・マレー、パティ・ミルズ、デリック・ホワイト
  • SG:ブリン・フォーブス、マルコ・ベリネリ、ロニー・ウォーカー
  • SF:デマー・デローザン、デマーレ・キャロル
  • PF:ルディ・ゲイ、マーカス・モリス
  • C:ラマーカス・オルドリッジ、ヤコブ・ポートル

グレッグ・ポポビッチHCがウィングポジションのプレイタイムをどのように振り分けるのか楽しみだ。

なおウィザーズへの移籍となった26歳のバータンスは、NBA3年目だった昨季76試合でキャリアハイの8.0得点、3.5リバウンドを平均。

オールスターまではスリー成功率でリーグ首位の47.6%をマークし、3Pコンテストに召集されなかったのが不思議なくらいだったが、オールスターブレイク後は23試合で成功率33%と大きく調子を落とし、プレイオフに入ってからもスランプが続いて活躍できなかった。

▼スパーズにお別れのメッセージ

A huge thank you to the @spurs organization and family, fans, coaches, staff and front office. Took a chance in a 18 year old kid from Latvia drafting me 8 years ago. Thank you is not enough. I’ll miss you San Antonio!

— Dāvis Bertāns (@DBertans_42) July 7, 2019

「スパーズの球団やファミリー、ファン、コーチ、スタッフ、フロントオフィスのみんなに感謝を伝えたい。8年前、当時18歳だったラトビア出身の少年である僕をドラフトするという賭けに出てくれた。感謝してもしきれない。サンアントニオを離れるのは辛いよ!」
– ダービス・バータンス

スパーズは2011年ドラフトでカワイ・レナードのトレードの一部としてバータンスとの交渉権を獲得。バータンスがNBAデビューしたのは、その5年後の2016年だった。

個人的にバータンスはかつてのマット・ボナーのように、ずっとスパーズとして活躍していくと勝手に期待していたので、これだけ早く決別することになったのは残念。

参考記事:「ESPN」

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