サンダーがカイル・シングラーをウェイブ
OKCが再び多額のラグジュアリー税削減に成功だ。
ESPNによると、オクラホマシティ・サンダーは現地31日、ストレッチプロビジョン(保証サラリーの分割)を適用して契約最終年のカイル・シングラーをウェイブした模様。Adrian Wojnarowski記者によれば、サンダーはシングラーの年俸500万ドルをストレッチすることで、来季サラリー+ラグジュアリータックスから約2340万ドルを削減できるという。
2011年ドラフトの全体33位指名でピストンズからNBAデビューしたシングラーは、レジー・ジャクソン/エネス・カンターを含む2015年の3チーム間トレードでサンダーに移籍。アウトサイドシューターとしての活躍が期待されていたが、移籍後はあまり良い成績を残せず、サンダーでの3シーズン半で平均3.2得点、スリー成功率30.6%に終わっている。
今夏サンダーはシングラーの解雇の他にも、7月にカーメロ・アンソニーをトレード放出しており、その結果、総額で8950万ドル(サラリーと贅沢税)を節約。もし保証サラリーをそのままキープしていれば、来季にリーグ史上最高額となる約3億ドルを支払うことになっていた。不安要素だらけで昨季を終えたサンダーだが、ポール・ジョージとの再契約に成功したことも考えれば、大勝利のオフシーズンになったと言える。
参考記事:「NBA」