パウ・ガソル、歴代ヨーロッパ出身選手で2人目の通算2万得点超え
サンアントニオ・スパーズのパウ・ガソルが、現地12日にソルトレークシティーで行われたユタ・ジャズ戦で13得点をマークし、今季最後の試合でキャリア通算2万1点に到達。2万得点の大台を超えた史上43人目の選手となった。
現役選手ですでに2万点を超えているのは、ダーク・ノビツキー、レブロン・ジェイムス、ポール・ピアース、ビンス・カーター、カーメロ・アンソニー、ドウェイン・ウェイド、ジョー・ジョンソンで、ガソルが8人目。ヨーロッパ出身選手では、ノビツキーに続いて、史上2人目の快挙だ。
また2万得点に加えて、通算1万リバウンド、3500アシスト、1500ブロックに到達したのは、ブロックが正式なスタッツとなった1973-74シーズン以降で、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ケビン・ガーネット、ティム・ダンカン、ガソルの4選手のみとなっている。
12日の試合は、スパーズが第3Qの16点ビハインドから反撃し、第4Q終盤にダービス・バータンの連続スリーで逆転に成功するも、ジャズはアレック・バークスが残り1分8秒にコーナースリーを沈めて再びリード。スパーズはそこから得点をあげられず、3連敗でレギュラーシーズンを終えることとなった。
勝利したジャズは、ゴードン・ヘイワードが14得点、ルディ・ゴベールとジョージ・ヒルがそれぞれ13得点をマーク。今季最終成績が51勝31敗で4位のロサンゼルス・クリッパーズと同じだが、クリッパーズがタイブレークを保持しているため、ジャズは5位シードでのプレーオフ出場となる。
スパーズはガソルの他に、ラマーカス・オルドリッジが18得点、カワイ・レナードとトニー・パーカーが14得点を獲得。今季のレナードは出場した全試合で二桁得点をあげており、スパーズでこれを達成したのは1994-95のデビッド・ロビンソン以来初だ。スパーズは、昨季に続いて再びメンフィス・グリズリーズと第1ラウンドで対戦する。
▼ガソル兄弟のプレーオフ直接対決が実現
なおマヌ・ジノビリにとって、12日のジャズ戦は、現役最後のレギュラーシーズンゲームだった可能性もあるが、そのことはとりあえず考えないようにしたい。ジノビリは試合前に来季以降について、「引退するとは言っていない。シーズンに同じ質問を40回くらいされたが、続けるか止めるかは決めていない。様子を見るよ」とし、オフシーズンに自身の体や家族と相談して決めると語った。
ボックススコア:「NBA」