ピストンズが10年ぶりの開幕4連勝
NBA2018-19シーズン開幕から10日が経った時点で、4チームが無敗を維持している。
デトロイト・ピストンズが現地25日、本拠地リトル・シーザーズ・アリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦に110-103で勝利。開幕連勝記録を4に更新した。ピストンズが4連勝でシーズンをスタートするのは、優勝メンバーがまだ何人か残っていた2008-09シーズン以来初となる。
この日のピストンズは、アンドレ・ドラモンドが26得点、22リバウンドを獲得し、シーズン2度目の20/20ダブルダブルを達成。今季リーグで20/20ゲームを達成しているのはドラモンドのみだ。
他には、絶好調のブレイク・グリフィンが26得点/10アシスト、レジー・ジャクソンが16得点で勝利に貢献している。
▼ドラモンドはダンク連発
▼今季のグリフィンは一味違う
https://twitter.com/DetroitPistons/status/1055610696698941443
過去10年でベストなシーズンスタートを切ったピストンズだが、今後もこのペースを維持できるかどうかは正直微妙なところだ。
開幕最初の4試合で撃破したチームは、ブルズとネッツ、ベン・シモンズ不在の76ers、そしてケビン・ラブが欠場していたキャブス。対戦相手に恵まれたにもかかわらず、いずれの試合も一桁点差の勝利、特に最初の3試合は1ゴール差の大接戦だった。しかもその間に、グリフィンとイシュ・スミスは持続不可能なレベルでスリーを成功させている(グリフィンが65.2%、スミスが53.3%)。
昨季のオーランド・マジックのように、11月から大失速しそうな気がしないでもないが、今季ピストンズと昨季マジックとの大きな違いは、チームにグリフィンレベルのタレントがいること。次の2試合がボストン・セルティックスとの対戦なので、そこで真価を問われることになるだろう。ピストンズには、いい意味で予想を裏切って欲しい。
一方で今季0勝5敗となったキャブスは、ベンチユニットが奮闘し、カイル・コーバーが21得点、ジョーダン・クラークソンが18得点をマーク。今季キャブスを見ていると、改めてレブロン・ジェイムスの偉大さを思い知らされる。
ボックススコア:「NBA」