ポポビッチHC、シーズン期間延長案について 「7月に仕事するつもりはない。人生は短い」
現在NBAではシーズンスケジュールの変更について議論されている。バック・トゥ・バックの試合を出来る限りなくして、選手たちへの負担を少しでも軽減するのが目的だ。
オフシーズンにはレブロン・ジェイムスやダーク・ノビツキーなどが「試合数を減らすべき」と訴えていたが、ビジネス的な面を考慮するとそれは難しい。ならばプレシーズンゲームを短縮するか?、といった提案が出始めている中、先日ダラス・マーベリックスオーナーのマーク・キューバンが「NBAはシーズンの延長を検討している」という情報を明かした。
「(シーズンの延長については)何年も提案してきた。コミッショナーもこの件に関してはオープンな考えだ。今ではみんなが賛成してる」
キューバンは「シーズンを7月まで延ばせばいい」と語る。このアイデアに関しては、リーグ関係者たちの間で意見が分かれそうだ。レギュラーシーズンのバック・トゥ・バックを減らせる一方で、ドラフトやFA開始の日程も調整が必要となる。夏のバケーションが短くなるのは勘弁だという選手やコーチが結構いるかもしれない。
プレイオフ常連で、毎年長いシーズンを過ごしてきたスパーズのグレッグ・ポポビッチHCは、シーズン延長案に対して断固反対の姿勢をとっている。メディアの取材で、「7月の試合をコーチする気はない」と強い気持ちを述べた。
「シーズンは十分に長いと思う。7月に仕事に出てくる気はない。もし7月に試合をするというのならば、私は外してくれ」
– グレッグ・ポポビッチ
現状の日程では、各チームとも1シーズンで16~20試合のバック・トゥ・バックゲームをこなす。タフスケジュールになると主力選手を休ませる事が多いポポビッチHCだけに、連戦を少しでも減らすアイデアなら真っ先に賛成しそうなものだが、そのためにプライベートを犠牲にする気はあまりないらしい。
「私は御免被るよ。人生は短いんだ」
– グレッグ・ポポビッチ
Image by MattBritt00/Flickr
参考記事:「Spurs Nation」